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取組事例テーマ

地域悉皆登録を用いた脳梗塞受診遅れ低減のための取り組み

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高知県の人口と急性期脳卒中病院の分布
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脳梗塞受診遅れの地域格差(高知市を除き濃色ほど受診遅れが多い)
取組概要

 脳梗塞は発症後なるべく速やかに治療を開始することが重要で、医療機関に到着する時間が予後を左右する。脳梗塞受診遅れを低減させるためには、第一に受診遅れの地域要素や患者要素を把握する必要がある。高知大学脳神経外科では高知県健康政策部と共同で2012年から「高知県脳卒中悉皆調査」を行っており、高知県の全脳梗塞症例が登録されている。この調査を用いて高知県内での受診遅れ多寡に係る地域格差や、リスク因子を確定させ、これらのリスクを持つ地域、個人に積極的に介入することにより受診遅れ低減を目指す。

今後の展開

 受診遅れが多い地域が特定されれば、その地域にターゲットを絞った啓発活動を行う。また、患者個人のリスク因子として救急車要請の有無とタイミング、独居などが予想されるが、啓発活動の内容を患者個人のリスク因子に対応するように作成する。

担当者
  • 教授
    上羽 哲也
    高知大学 教育研究部 医療学系 臨床医学部門
    高知大学 医学部附属病院 脳神経外科
  • 准教授
    福田 仁
    高知大学 教育研究部 医療学系 臨床医学部門
    高知大学 医学部附属病院 脳神経外科
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