公開日 2011年1月13日
1月5日に引き続き、高知県立高知東高等学校において、高大連携事業の一環として、1年次生200名を対象に「スマトラ象」授業を実施いたしました。
「スマトラ象」授業は、インドネシアのスマトラ島に生息するスマトラ象の現状について映像を用いて学習するものです。今回の授業で生徒たちは、スマトラ象が、近年の違法な自然林の伐採によって数を減らしていること、生息環境の悪化によって人里に出没し住民に被害を及ぼしている現実を学習すると同時に、人間によって捕獲されたスマトラ象を「象部隊」としてWWFや地元NGOが野生の象を追い払うために活用している現実を学習しました。
こうした現状を、グループワークを通じて因果関係を図式化し、それをプレゼンテーションによって論理的に説明する体験を通じて、生徒の論理的に思考し、それを他者へ伝える能力の向上を図ることを目的としています。
今回の授業は、課題設定がやや難しいものでしたが、論理的思考と他者へ伝えることの重要さについて、一定の学習成果があったのではないかと垣間見えるシーンが見受けられました。
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高知東校等学校総合学科推進部
近藤 久美 先生のコメント
今回の授業は、少し難しい課題だったため、授業全部で学んだ事柄を関係図としてまとめる作業が必ずしも十分にはできなかったですが、本校の1-2年生は、「考える」ということの習熟を目標としていますので、非常に有意義な授業ではないかと思いました。
今後は、もう少し授業の時間をまとめて取るなどの工夫をしていくことで、しっかりと考え、気づきを得ることのできるような授業が行っていけることを期待しています。
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