浅川日記・ボジョルノ・ニーノ(年末年始編)

公開日 2012年1月5日

ボンジョ~ルノ

あけましておめでとうございます。僕は激しい年末&忙しい年始を迎えております。

年末の夜。こちらはとんでもなく激しかったんです。びっくりするくらい。そこらへんじゅう爆竹が鳴って、誰かの奇声が上がる。瓶の割れる音にケンカ・・・。日本で家族と紅白を見てた方が・・・って正直思いました。

でも身をもって文化の違いを見せつけられた瞬間でもありました。新年早々、文化を知るためにも酒を飲みながらディスコで踊ったりもしてみました(笑)。

 

さて31日ですが、いろんな人からパーティに誘われましたが、一番信頼している(=気を使わない)ステファノ兄ちゃんと過ごしました。マヌーさんというステファノの姉さんの友人のパーティーに参加させていただきました。なんで兄ちゃんなのかというと・・・クリスマス前くらいに兄さんになったんですよ。

本当にステファノさんには迷惑をかけてばかり。いつも分からないことは彼に聞いています。先日、先生の書きおきのメッセージが部屋の前に置かれていたんです。荷物と一緒に。それが超筆記体で書かれていて、全く読めないことがありました。その時相談したらわざわざ家まで来てくれて読んで説明してくれたんです。

『NINO。メリークリスマス。これはあなたへのプレゼントよ!』

って思っていたんですが・・・。

内容は、『私の荷物が重すぎて飛行機に乗せられないからウディネまで持ってきてね。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

約4キロ近いビンの荷物。ライアンエアーの仕組みを知っている人にはこの状況わかりますよね(笑)

ステファノさん「・・・・・・・・・・・・・・」

僕「・・・・・・・・・・・・・・・・・。Really?」

ステファノさん「・・・・Yes。」

いい人で、僕にとても気を使ってくれるんですよー。一緒に愚痴ってくれますし(※決して先生に対してではないです)。分からないことは全部調べてくれるし、アドバイスもくれます。

毎日『Genki desuka?』ってメッセージをくれるんです。

ホントにいつもお世話になっているので、毎回「ありがとう」で会話・メールが終わるのですが、ある日、

『We are brother now, right?  so... you don’t need to say... thanks』っていうメッセージがきたんです。

くさいかな?

でもこちらに来て一番嬉しかったことです。

僕がウディネに行く少し前、ステファノさんは事故って車が廃車になりました。幸いにも、無事けがはなかったのですが、いつものせてもらっている車がダメになったんです。

それなのに僕がウディネ旅行をするために携帯を買いに行くという、事故前日にした約束を守ってくれ、借りることをお願いしていたかばんを、わざわざ家からバイクでとってきてくれたんです。こちらは自分の情けなさに泣きそうになっているのに。

それなのに自分が事故したせいで、買いに行く約束のお店に行けなくてごめんって。

というのも車が壊れたという連絡がスカイプのSMSできたんですが、デストロイという単語を読み取り違え、その時エンジンが故障でもしたんだと思ってしまって、「気にしないで」ってメッセージを送ってしまったんです。いや、気にしないとか無理だろ。

というか日本で日本語でメールを送ればやばいことになると思います。

ほんとうに自分のふがいなさというか、ひどいことをしてしまったと思い落ち込みました。でも自分がそんな状況にも関わらず、こんなにも自分のことを大事にしてくれる。その優しさに感動というか、なんというか。なんか自分の小ささを感じました。

こういう兄ちゃんみたいにかっこいい男になって日本に帰りたいですね。

年末はパーティーに参加させてもらって3時くらいまで、飲んでいました。日本では紅白をみて、除夜の鐘聞いて寝てる頃なので少し信じられないというか、楽しいんですが、自分がいかに日本人なのか、日本の文化が染みついているのかということを感じました。

こんなに紅白を見たかったことは今までになかったですもん。

当たり前は当たり前じゃない。

そう感じました。

クリスマスは家族と一緒に静かにすごす。ニューイヤーパーティーは友人たちと派手に!

日本とは逆。

たまたまパーティーに参加していた、ラグビーの元トンガ代表の選手とイタリアの文化って少しクレイジーだよね、っていいながら飲んだハイネケン。とてもおいしかったです。イタリアでオランダのビールを飲みながら英語で談笑する、日本人と元トンガ代表の選手。

ちょっと国際人になった気分の日本人。

年始は4日から日記の更新を開始します。 NINO

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
コラボレーション・サポート・パーク