浅川日記・ボジョルノ・ニーノ(今年の目標編)

公開日 2012年1月10日

去年はまさかのイタリアでの年越し、そして新年を迎えました。なので、今年は年越しをアフリカで行おうとは思わないです。

日本で紅白を見ながら迎えたいです。少々日本に帰りたくなっている浅川です。みなさんボンジョ~ルノ。さみしいので積極的にメールをください。何人くらい僕の日記を見てくれているんだろう?高知大学生が15人読んでいてくれたら嬉しいですね。

めずらしく、真面目な話です。今年の目標について自分なりに考えてみたので、整理のため書いてみます。

こういうのは基本、ナーバス・ポジティブな日記になります。そういうのがめんどくさい人は明日からの日記を読んでください。

気になる人は以下、本文です。

今年の目標は『目に見える形で成果を上げる』こと。今まで、大学や先生に甘え切っていて、『させてもらっている』と『している』を完全に履き違えていました。イタリアに放られると、いかに自分が何もできないのかということをひしひしと感じます。生活さえままならない。料理ができないので1日2食、1食だけのこともあります。今まで成果と思っていた日曜市での研究活動。ボローニャ大学で、ひとりで研究についてプレゼンをした時の喋れなさ、その時のはずかしさは忘れることはできない貴重な経験でした。

国際学会でのポスター作りだって先生に助けてもらわないとできなかった。日常ではなんとかなるけど、学会で使うレベルの英語は全くしゃべれない。こちらで1本、英語の論文を書かなきゃいけないのに全然うまく構想がまとまらない。イタリア語は挨拶くらいしかまだできない。

本当に僕は自分に甘い。

ある先生に言われた言葉ですが、本当にそうだと思います。

「お前は人生をそうやって自分に甘く生きているから、その体型なんだよ。お前の人生は全部一貫して甘いんでしょ? 受験勉強もそこそこで、受かる大学に入って、そのまま入れる企業に入って、そうやって一生、自分に甘く生きていけばいいんじゃない?」ホントに図星というか、見抜かれてるというか・・・。※誇張して書いているので、全然パワハラとかではないですよ(笑)。

全部自分の甘さ、また自分が甘えていて、本気になりきれていなかったから。自分の甘さ、これをどうにかしないと、未来は真っ暗or薄っぺらな気がします。いつまでも「俺の本気はこんなものじゃない」って言い続ける一番イタイ人間。

『どう頑張ればいいかわからない。』

たぶん結構多くの人が持っている悩みだと思う。特に自分にとって、これは一生かけて付き合っていく自分の弱さなんだと思う。今年はその回答の一回目の期限だと思う。

やるか?逃げるか?

たぶん逃げる。

まだ自分は本気じゃないから、やればできるからって言い続けて、何もせずに今まで過ごしてきた。21年そうやってずっと。そんなすぐには変われないだろう。論文なんて、適当にこなせばそこそこのものならできる。自分で言うのもなんですが、器用(ずる賢い人間)なので、無茶なことではなければ、そこそこにならこなせるんです。

 

さて僕にとっての今年の山は今のところ4つ。

1. 大学院の受験

2.Heritage学会への論文提出(@ポルト)

Iaps2012 オーラルプレゼンテーション(@グラスゴー)(未定)

3.卒論→一旦、日曜市での研究成果をまとめる

4.日曜市での活動

これが自分にとっての大きな山だと思います。まだまだやるべきことはたくさんあるんだけど、これが体力使うところかな~と。こうみると自分の山は、日曜市での学生団体SMSでの活動の集大成とも言えます。

やるか?逃げるか?

たぶん逃げる・・・

でも・・・

日曜市という大学生活をかけて一生懸命みんなと作ってきたものに、自分はそういう回答をしていいんだろうか?日曜市だけは、最高のメンバーたち、素晴らしい出店者のみなさん、市役所のみなさん、その他多くの人たちと作り上げてきた、自分が本気になれる、輝ける場所。僕の宝物。たぶんここで本気になれなければ、僕は一生、甘い人間として生きていくんだと思う。甘い人間。薄っぺらいかもしれないけど、そっちの方が実は幸せかもしれないなー。そんなの分かんない。

もうひとつ、俣野ゼミ(自主ゼミ)は本気で取り組めたものだと思う。そこでの気づきが、今の研究のきっかけになり、大学院を目指すトリガーになった。何より、イタリアでの滞在中、僕の枕元にはずっと一ツ橋ビジネスレビュー(表紙:野中郁次郎先生)が転がっているのでる。

チェゼーナ、ウディネ、ベネチア・・・。

『のなかさんといっしょ』

それくらい研究・論文って楽しいって思わせてくれた場所です。

そんな僕へ、回答期限だけは着々と迫ってくる。助走は早くから取った方が、なんだか高く飛べそうな気がする。自分の力で、自分の道を切り開く。後ろにどんな道ができているかは分かりませんが、きちんと成果(道)を作ろうと思います。

ジョブズではないですが、どうせあと長くて60年くらいの人生です。自分が今、最善の選択をしない理由なんて実は何一つないんじゃないかと思います。

 

やるか?逃げるか?

こんな糖質高めの浅川直也ですが、みなさん今年もどうぞよろしくお願いいたします。というか、僕の親がこの日記を読んでるから、ボケるのがつらいというか・・・、身と心を削ってのギャグなのでみなさん笑ってあげてください。今日の日記は3時間くらいかかりましたから。

せっかくなので、夢についてもう少し。もっともっと先の夢は、いつか高知大学に教員として戻ってくること。何十年かかろうと成し遂げたい、大きな大きな夢。何もできなかった僕を変えてくれた大学、あこがれの先生方と一緒に仕事をしてみたいし、高知のために、日曜市のために何かをしたい。今年は残りの人生の1年を費やし、その夢に向けて小さな小さな一歩を踏みしめたい。

初めてこんなことを堂々と書いた。はずかしい。でも、さすがに有言不実行はもっとはずかいいし、カッコ悪いと思う。

だからやるわ。

 

NINO

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