浅川日記・ボジョルノ・ニーノ(大学で遭難編)

公開日 2012年1月10日

チャット機能って素晴らしいけど、体力使う。

スカイプのチャットを2名としながら、あさかわ日記書きながら、パオラ先生とメールしながら、ライアンエアーのフライト探しながら、年賀状の返信をメールで書きながら、facebookのメッセージに返信しながら、たまにツイッターのつぶやきを見ながら論文の構成を考えている浅川直也です。

まだ送らなきゃいけないメールがー。

パソコンって便利だけど、あると本当に疲れますね。特に英文でのメールを作るのは僕の頭のスペック上、相当労力を使う。チャットはアドリブでやらなければいけないわけであり、メールの2倍大変である。このステイで一番英会話の力が磨かれるのはチャットですね・・・。文法は別問題ですが。

まあなんだかんだ、ばたばたしてたら結構時間というのは早く過ぎるもので、1月も、もう4日です。こんな時間の過ごし方はもったいないなーと思い、なんとなくオランダ行きのチケットをとってみました。税込などで最終的に往復2800円。2月2日発で4日にアルゲーロ着です。アイントホーフェンという街に行ってきます。

何もこの街については知らないけど、あの小国ながら、農業が有名なオランダ。何かヒントがありそうな気がする。そんな直観。興味があるので見てこようと思います。

あと1月はスイス、ドイツなど外国に行ってみようと思います。ジュネーブとミュンヘンに行く予定。昨日はそんな感じで1月のプランニングを8時くらいまで研究室をしていました。メールとかしていると一瞬で時間は過ぎてしまいます。まああとは明日して、今日はお家に帰ろう。

と思ったけど、帰れない。

え(+o+)

研究室棟に閉じ込められちゃった。

というのも、こちらは日本の大学ではなかなかない、南京錠というセキュリティ抜群の道具を使っています。いつもかけている鍵それだけなんですが、なぜか昨日だけ入口の鍵も閉められていました。誰だー! こんな嫌がらせしたのは・・・。

日本とは違いカギは両側とも鍵穴を回して使うタイプ。

つまり持っている鍵では、あかないところを閉められ大学から出られなくなっちゃいました。いやぁ。大学で遭難できるとは思っていませんでした。

あきらめて大学に泊ろうかと思ったんです。自販機でキットカット買えば、一日くらい堪えしのげる。寒いけど、やっていける自信はありましたし。

でも、さすがにさみしくなってきて・・・。なんとか大学から出ることを試みようと思いました。

1. 力ずくで→ガラスを割るしかなく挫折。

2.窓から飛び降り→5メートル以上あるのでたぶん足が折れるから挫折。

3. 外にいる人に助けを求める→イタリア語使えない、警察沙汰になるから挫折。

4.先生に電話→先生はスイスにいるから挫折。

なんともならない。

ひとり寒い研究室で、ずっといるわけにもいかず、自販機に行く。すると残念ながら小銭がない。こちらの自販機は小銭のみ。おつりはでないというハイスペックさなのです。

ちなみに自販機が4台くらい集まっているところは24時間ショップという形で、大々的に誇らしげに24時間営業をしています。日本にいると考えられないです。コンビニや自販機なんてどこにでもあるから・・・。

もう無理だ。

俺はここで死ぬんだ、と思った瞬間いいアイディアが!

この大学ですが、一カ所だけ南京錠の鍵が付きっぱなしのところがあり、タバコを吸う人が使うスペースがあるんです。そこなら出られると思い行ってみると案の定、南京錠に鍵がついてたじょう。(←ギャグ)

扉が開いたので、しめたっ!と思い、扉を閉めた。(←ギャグ)

うまく扉を閉めて明日、朝早めに大学に行き南京錠をすれば、まあばれないだろうと思ったわけです。

「がちゃ・・・」

このときは何も気にならなかったんです。この音は・・・。

ゆうゆうと階段を下りていくと、あれ?

出口がない(・へ・)

というか3メートルくらいの扉が。鍵もかかっている。

でられない。

「無理だ。」

あきらめました。

今日は大学泊かーっと思い、今宵はYoutubeでAKBの音楽でも聞きながら、景気よく夜を過ごそう!と思っていた。うん。自分は甘かった。先ほどのタバコ用の入り口に手をかけるとびくともしない。

なんと、偽装工作をうまくしすぎたせいで、鍵がかかっちゃったんです。なんでかよくわからない。

大学の扉と普段使わない門の間に閉じ込められました。もう方法はひとつ。門を乗り越えるしかない。

大変でした。見つかったら警察が来るかもしれないし・・・。あまり人がいない時間を見計らってこっそりと乗り越えました。最後は誰かのベンツに足をかけさせてもらいながら着地。無事に脱出に成功したのでありました。

めでたしめでたし。

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
コラボレーション・サポート・パーク