公開日 2012年1月14日
ボンジョールノ
昨日はジャンルカさんとステファノと一緒に大学の近くのカフェ(夜はバーっぽくなる)でお酒を飲みながら色々とお話してきました。先日の「みんなに聞いてみたい編」に追加で情報を。
アルゲーロは夏場のバカンスになると人口が3倍近くになるらしいです。ホテルは一泊250ユーロ。また先日載せた写真のアパートの一部は、やはり営利目的で持たれているものが多くあり、8月のハイシーズンだと1日100ユーロ(1万円)という金額で貸し出されている模様。だいたい相場で10万とかでひと月貸し出しをしている模様・・・。8月は20~30万円/月。
載せませんでしたが、閉まっているホテルが多々あるんです。なかなか信じられない光景です。ホテルが夏しか営業していないとか・・・。ちなみに僕が毎日ランチに通っていた、ラ・トレ・トーリも年明けから休業期間に入りました。悲しすぎます(+_+)
ここでリゾットとサラダを食べるのが習慣でした。これからはマックにお世話になる回数が増えそうです・・・。「夏だけ本気を出す」文化。
何ともうらやましいスタイルです。後の時間を何に費やしているのでしょうか?気になりますよね。気になるので今度聞いてきます。と、いうのもジャンルカさんとOROSEIという街に行きます。ファミリービジネスで大成功を収めた一族の方にヒアリングをしにいくことにしました。家族でちっさいホテルを経営していたのが、いつの間にか家族で銀行まで経営をしていたというわけのわからないくらい規模の大きな世界のお話。
こんないなかで家族だけで億万長者になれるというノウハウというか、そのサクセスストーリーについて聞いてこようと思います。今は色々ヒアリングするための資料作りに明け暮れています。さてと、まあこんな「夏だけ本気を出す」って感じの人が多いのでお店も開いてないです。
本屋とか服屋など、普通のお店の営業時間が、
10:00-13:00
17:00-20:00
だいたい1日6時間営業で、長いところは8時間営業です。気が向いたら今日は休みっていうお店も結構多いんですね。冬場のなので自主休業されているお店も非常―――に多いです。
二人と飲みながら、こんなのおかしいだろ!日本のコンビニエンスストアはどうなるんだ!24時間開いてるんだぞ!って突っ込んだら、
「だって家族と過ごす時間が一番長いのは当然でしょ?」という答え。
家族と過ごすために働く、子供のために、親のために働く。もちろん自分のために働くというのもあるでしょうが、なんか働き方が違う。何なんでしょう?イタリアンスタイル?もしくは日本が特徴的なのかな??
日本人は働きすぎ。って突っ込まれる。知っていましたがやっぱ改めて聞くと、やっぱりそうなんだ!という感想。人間の時間は6時間×4と考えてて、そのうちひとつは家族と過ごす時間らしい。ひとつは仕事で、ひとつは休養。もうひとつは何だったか聞き逃した・・・。
でも多分自分の好きなことする時間な気がします。
労働観、なんで働くのかっていう自分の研究テーマ。こっちに来るとそのモティベーションへの疑問が日本人に対してほどわかない。考え直させられることがたくさんあります。日本人の当たり前は当たり前じゃない。大学での学びの姿勢とか、ライフスタイル。カッフェ文化。
1か月いて、少しずつ不思議に思えてたことが、つながってくる感覚。こちらの人がこういう生活をしている理由が感覚的にわかってきてる気がします。感覚やしまだまだかもしれないけど・・・。こちらにいるとしばらく日本に帰りたくなくなります。大学院。数年海外で自分磨きをするのもいいかなーって思い始めました。いや、ひとりじゃさみしいから帰りたいけど。
あと個人的に面白いのは、イタリアでは喫煙率が非常に高いのですが、タバコを吸う人は必ず喫煙スペースか建物の外に出なければならないようなのです。そんなにきちんとルールを守っているのに道路はタバコの吸い殻だらけというイタリア。結構イタリア人は適当な人が多いんですよ。昨日ステファノは2時間も約束の時間に遅刻しましたから(笑)
自分も待ち合わせの約束の時間に歯を磨いたりしてても、あせらなくなってきましたね。よくない文化も吸収中。
でもそのルールは守るから、どの店も入り口付近にはタバコを吸っているお兄さんお姉さんがたむろしているという。マジで怖いですよ!
でも僕が店に入ろうとしたら、たむろしている人たちが親切にも扉を開けてくれるんです。愛すべきイタリア人。あとイタリア人こ子供がかわいすぎてやばい。連れて帰りたい。