有田日記・マイサバーイ(2月20日:心がつながる編)

公開日 2012年2月20日

サバーイディークラップ!

今日は、高知大生2人がBJRへやってきました。あかねちゃんとジョージ君です。今日は、夕方から海に行くということだったので、それまで私がBJRの紹介をしたり、お互いのタイ旅行について話をしていました。今後行く予定になっている、北部の方にも行ったらしく貴重な話が聞けました。しかし、カップルで登場とは。最初は「日本人が来てくれるなら何でもいいです!」・・・と思っていましたが、いざ来るとね。そりゃあ、もう・・☆×△■ですよ。言えません。文脈から理解してください(笑)。

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だって、海行っても2人で楽しそうにしてるもので。私は、海でプァンさんの子どもと遊んでいました。そう!今まで、話しかけてもイマイチ仲良くなれなかったのに、海で水キリ(石を跳ねさせせるやつ)を見せたら、喜んで寄って来てくれた!やっぱ、子どもは遊びから入らんとな。水キリというどうしようもない特技が、初めて意味を持った日でした。コミュニケーションをとる上で、「何か一緒にやる」というのは本当に重要だと感じました。共通の体験をしたことで、心が通じるというか、私と彼の何かがつながった気がします。その後から、彼の顔が一気に変わったのが分りました。何をしていても、笑ってくれるし、行動に反応してくれるようになった。

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夜は、お母さんの作ってくれたご飯を食べたあと、なんか、自分の部屋にもどりたくなかったので、テレビを見ているお母さんの隣に座ってみました。そうすると、優しく笑いかけてくれる。やっべー、話したい。なんかネタないかと探していると、アルバム発見!キター\(^o^)/、これやがな!ボディーランゲージ&片言タイ語で「見ていい?」と聞いたらOKくれました。お母さんの若い頃の写真とか、旅行行っている写真がたくさあって、笑いながら一緒に見ることができました。そこへ、プァンさんと娘さん登場。いろいろ説明してくれました。しっかし写真を見ていると、この村はリーダーメンバー全員で旅行行ったり、研修行ったり、村にタイで人気の俳優が来たりと華やかですな。そして、この女の子は15歳にもなれば、完全にタイ的美人になるだろう。かなり可愛い顔していると思う。いや、そういう趣味じゃありませんよ。それは浅川君と足達君の趣味です。

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そのあと、プァンさんの部屋でくつろいでいると、奥様がお酒を持ってくる。氷がグラスに入れられ、飲み会スタート。あ、プァンさんと高知の商品の話をしていて、テンション上がってリーダーにあげると言っていた、大槻先生が持ってきたお土産をプァンさんにあげてしまいました。大槻先生すいません。けど、めっちゃ喜んでくれましたよ。高知でしか作られていないような商品だと説明すると、タイでは「トンタムラ」っていうと教えてくれました。初めて作られる商品という意味だそうです。ここでは、商品づくりは敏感だからこういう商品は嬉しいのかもしれません。

それからさらにテンション上がって、プァンさんが「ユキはもっといろんなタイの食べ物を食うべきだ!」と言われ、タイの屋台「ランカトン(夜から朝まで)」に行くことに。「Are you ready!!?」「OK!!!」「Yeah!!!」2人ともテンションMAXです。そこでは、またBJRのことを聞いてみました。2520年代(約30年前)から、タイ政府は多くの地域に助成金を出して産業振興を推進していたそうですが、助成金の期限とともに衰退していったそうです。BJRと連携して産業づくりを振興している地域が産業振興に成功したのは、ネットワークを先に作ったことが大きな理由だそうです。「一つのコミュニティーでは強い力にはなれないから、周囲とつながって強いコミュニティーを作ることが重要だ」とプァンさんは言っています。

おもしろかったのは、「8つのコミュニティーと、BJRはつながっているけど、彼らは考えていない。BJRは考えている。だから、いつまでもBJRはタイで一番のコミュニティーだ」。さらに、「彼らは見るだけで何も聞いてこない。でもユキは聞くから教える。トップシークレット!」と笑っていました。この人は、まだ30歳ぐらいだけど、重要な部分を理解して動いていると感じました。今日の飲み会で、さらにプァンさんと近づくことができました。聞けば教えてくれるし、協力もしてくれる。とてもありがたい。なかなか、自分の知りたいところに到達できないもどかしさもありますが、残された時間で少しずつ進んでいきたいと思います。

今は、本当にここでの生活が楽しい。少しずつ自分がこの場に溶けこんでいくのが分かる。人の顔が少しずつ柔らかくなる。「おいしい?」と聞かれる声のトーンが優しくなる。最初は、もっともてなされている感じだったけど、コミュニティー側に少し入った感じ。ここの生活を、あいつにも見せてやりたい。あと1年早ければ、俺じゃなくてあいつが行ったかもしれないのに。

ちなみにこの感覚は、高知大生が来て日本語をしゃべられるようになった安心感などではありません。逆に、日本語はここではノイズのようなものです。日本語を話していると、馴染んできたものが離れていく気がします。「1人で来る」意味を新たに感じました。

その感覚がすげーおもしろい。今書いていることは、文章で伝えきれないと思う。下手なのもあるけど。けど、この感覚を多くの高知大生にぜひ感じて欲しい。ここに来れば必ず感じられるはずだから。

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