公開日 2012年2月25日
サワディークラップ!
どうも、冷たいシャワーにも慣れてきた有田です!
どうも、お腹を壊すのにさえ慣れてきた有田です!
ていうか、慣れるしかないでしょう。CoCo壱のカレーは、甘口じゃないと辛くて食べられなかったのに、タイフードに挑んでは自爆する毎日。あー、お母さんの味噌汁が飲みたい。やっぱり私は日本人。
今日は、BJRの最終日です。少し予定が変わり、26日の午前中のバンコクへ発つことになりました。
ついに迎えたプレゼンテーションの日。最初は、プァンさんだけかと思いきや、たくさんの方々が集まってくださる中、プレゼンテーションさせていただきました。
(撮影:ジョージさん)
私のつたない英語を、プァンさんは目を見て真剣に聞いてくれる。翻訳してもらったプァンさんの言葉を、オーディエンスの方々が真剣に聞き、うなずいてくれる。おふざけは一切無し。本気でやりました。自分の「オリジナル」のプレゼンだったと思います。どこかの誰かは、アドリブ命でやっているそうですが、私にはそんな芸当は無理です(笑)。事前に考え込んでいるからこそ、話しながら新しいことを思いついてみたりするものだと思いました。んー彼も同じイメージなのかな。しっかし、3年間も一緒にいるけど、実は、知っているようで
知らない。それはそれでおもしろい。帰ったら旅の話をつまみに打ち上げしながらいろいろ話してみたい。ちなみに、プレゼンは過去最高に頑張ったと言っても、時間が一番かかっているのは、絵の方です。かなり自信作のクオリティーでした。思ったより自分、器用だね(笑)。
夜は、なぜかパーティー!バンコクから大学生が約100人集まり、地域の人との大交流会です。めっちゃ楽しかった。
明日には自分たちもいなくなるので主役扱いです。ジョージ&あかねちゃんは、オムライス・そうめん・親子丼を作って、日本の味を紹介しました。学生も地域の人もとってもおいしそうでした。まあ、国の違いを感じたのは、もう一つのメニュー「チョコバナナ&パイナップル」がなくなるスピードが、異常に早かったことでしょうか。この日のために特設ステージが設けられ、いきなり呼ばれて、なぜか「ドラえもん」を歌わされることに。タイに「ドラえもん」のカラオケバージョンがあるとは・・。画面にローマ字の歌詞が出てきますが、1番がエンドレスで流れ続けるというよく分からない設定で、合図して無理やり止めて、変な空気になってステージから降りるという有様。まあ、みんな喜んでくれましたが。タイの・・というか、外国人のノリはよう分からん。
祭りを楽しみながら、後片付けも手伝いました。子どもたちは、大学生が座るテーブルの上のコップを引いた後に騒ぎながら洗っています。よく分からない言葉を叫びながらよくわからないけど楽しかった。騒ぎ合って、たくさんの人から「ユキー、ユキー」と呼ばれては、ふざけて、遊んで、写真を撮り合って、たまに片付けて、気付くとなぜか筋肉痛。嬉しい痛みでした。コミュニティー内の子どもたちと同じように振る舞って、仕事をして遊んで、笑いあって。みんな、心の底から笑い、本当に楽しいんだろうと感じるし、自分もたまらなく楽しい。残念ながら学生との交流はできませんでしたが・・・マイペンライ、マイペンライ!(大丈夫、大丈夫)。イベントついでに、「イベントってコミュニティーの底力が見えるなー」ということも感じました。子どもたちを中心に片付けが行われていて、女性たちがご飯を作って片付けもする。力仕事は男の仕事。上手い具合に、仕事が分配されています。みんなが一緒になって取り組んで、イベントを盛り上げたり、裏方仕事をしたり。ここでの信頼形成の一つの方法だろうし、力強さの証だと思います。コミュニティーって、ただ、行政区分的に分けられた家の集合体ではなくて、1人1人の気持ちが重なりあってできるものなんだと思いました。
最後に10日間のまとめをして終わります。
この10日間、私の行動サイクルは、
・見る
・一緒にやる(手伝う)
・疑問が浮かぶ
・飲みながら聞く
・また分からなくなる
・見る
でした。そこでは、学びたいという姿勢も大事でしたが、最も大切なのは、ここの人たちの生活に自分を合わせる(重ねる)ということだったと思います。前者だけだと、いつまで経っても、研修用に用意された情報を巡らされているイメージです。ここの生活に近づくことで、本当に知りたい部分が見えてくる。それは、私にとっては、「一緒にやる」「近くにいる」ということでした。そうすることで、ここの人が求めているもの、しようとしていること、何を考えているのかを感じることができたと思います。それだけではなく、日本での生活を振り返させられることもありました。日本人としてのフィルターを通して外国を見ることで、また日本について考えさせられました。
実際、私はBJRのことを何も知ることはできていません。結局、分かったのは仕組み的な話しで、人の関係性は見ることができませんでした。そりゃ時間足りんわな。今、一番気になるのは、カンボジアから来ている15歳のディーンのこと。彼がBJRをどう思っているのか、将来は何になりたいのか、ここでの生活は何が楽しいのか。本当の楽しいのか。全て気になります。それに、自分が出した疑問の答えにたどり着けていないことがたくさんあります。まだ、穴だらけのチーズ状態。整理して、BJRへカムバックする日に備えようと思います。
できれば離れたくなかったなあ。まあ、セッティングしてもらった後だし、BJRのような豊かな町と真逆の世界で、何が起きているのか知りたいのでCODIにも行ってきます。その後のチェンマイは行かなくても良いかなーとは思っていますが・・。まあ、後日、タマサート大学のデン先生にお願いしてみよう。