有田日記・マイサバーイ(3月6日:妄想してみる編)

公開日 2012年3月6日

サワディークラップ!

どうも、軽い腹痛が当たり前の有田です。

今日は、朝から自己分析。「過去の自分」「タイという環境」「何を考えてきたか」「何を学んだか」「これからに向けて」という5点を軸に考えてみました。i phoneアプリをフル活用です。ちなみに、タイのi phone価格は、8万円前後らしいです。結構高いね。でもバンコクでは、結構な人が持っていた気が・・・。特にタマサート大学はかなりの高確率。やはり大統領を輩出するような大学は違いますね。

さて、それからは仕事手伝って、ご飯食べて、また仕事して・・・。まあ、日常のサイクルですな。仕事と言っても、会場設営、皿洗い、掃除などですが、来る人が多いので、繰り返しやったりしています。最後のお客さんが帰るのが16時過ぎです。6時半には、人が集まり出して、若者から高齢者までの約20人が16時過ぎまでずっとお客さんの相手をしています。その後は、決まっていつものテーブルで飲み会がはじまり、10時過ぎには家に帰る。この時期のコミュニティーセンターは、毎日そのサイクルが続いています。

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まあ、今日もそのサイクルは変わらず、飲み会でもあり、私の質問タイムでもある時間がきました。BJRのコミュニティーリーダーは、「ここは、BJR大学だから、俺をプロフェッサーと呼べ!」と言っています。プロフェッサーは、いつも高知県や馬路村について聞いてきます(全てプァンさんを通してですが)。

 

分かったことですが、あまり新商品開発については、考えていないようです。というか、必要がないらしいです。理由を聞くと、「今の商品が売れ続けているからね。もしも俺がユキのアイデアを良いと思っても、他の人は多分、良いとは思わないだろう。今ある商品が売れなくなったら考えると思うよ」。

BJRのコミュニティー開発は、15年前、商品開発を起点にスタートしました。それから思考錯誤を繰り返し、商品製造の技術を独自に学んできました。7年前には、政府組織の技術支援を受け、インターネット技術や商品管理の手法など得て、同時に今のコミュニティーセンターを建設しました。その費用は、全て住民が株式形式で出資をしているそうです。その配当の分配は、コミュニティー全体の活動を行う人に多く支払われるような仕組みになっています。高知県で言えば、大宮産業の事例ととても似ていると思います。その共通点は、住民の共同出資、統一した地域ブランドづくり、イベントを通した住民の交流などなど。住民1人1人が、コミュニティーの未来を同じように描き、協働して活動を展開していく。そこには、「緩やかな責任感」と「強い連帯感」が生まれています。

 

かなり感覚的な話しですが、それらは実際に存在していると思います。話は飛びますが、私が大学入学当初から特に興味を持っていた「地域のイベント」。それは、ただ楽しいだけではなくて、人と人とのつながりを作り、地域のエンパワーメントを醸成する手段として、とても効果的だと、ここに来て思いました。ただ、そこで生まれたエネルギーを有効活用するためのシステムや活動を持っているかどうかも重要な点で、その歯車がかみ合った時に地域の力って爆発するのかなーという妄想をしています(笑)。現実には、住民同士のコンセンサスや、その他の問題も抱えているため、簡単には通用はしないし、もっと他の方法があるのかもしれません。

なんにしても、やるしかないと思います。周辺地域の産業が補助金に溺れて衰退していく中、生き残ってきたBJRのように。具体的には、ぼやーとしているので書けませんが、そこに大学生が介入していけるような仕組みがあると良いなーと思います。まだまだ、「大学生」という立場の意味を理解しきれていないし、地域の中の欠けたピースのどういう部分に自分たち「大学生」をはめていけるのか考えて行動する必要もあると思いました。

んーいろいろ書きたいこともありますが、今日はこの辺で・・

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