山崎日記(3月5日:ローマです)

公開日 2012年3月7日

Ciao! ローマです。

3月5日から7日の朝までの二泊三日、人生初の一人旅をしました。

1日目

午後3時、街歩き開始です。

まずサンタ・マリア・マッジョーレ教会へ…床のタイルはさまざまな模様になるよう配置され、そして天井を見上げるとびっしりとモザイク画が、、、初めて本物の教会に入ったのですが、美しいなと思ったのと同時に、教会堂という宗教的会合のためだけの場をこんなにも飾り付けていることに、ものすごく強い宗教心を感じたし荘厳な雰囲気に圧倒されてしまいました。こうやって思うのはやはり宗教心の比較的薄い、日本人だからかもしれないんですよね、、、

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つぎに世界遺産コロッセオへ…あいにく時間的に中を見ることはできなくてとても残念でした。でも現在まで修復されているとはいえ、これほど大きな建物が千年以上も前からここにあってそれを今自分が見ているなんてすごいことですよね。タイムスリップしたかのように、、なんか中世の人の仮装をした人もいましたけど、、、

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そこからフォロ・ロマーノを外か見て、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂のあるヴェネツィア広場へむかいました。

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ここローマは世界中から人が集まってくる、本当に観光地でした。路上にはたくさんの貧しい人(比較的若い人が多かった)が観光客をカモにいろいろ、何とも言えないようなおもちゃやブランドの鞄を売ったり、ツタンカーメンの格好をしたりとがんばっていましたし、いろいろな肌の色の人、遠足や修学旅行で来ている集団や家族連れ、日本人はどこへ行っても見ることはできました。ただ一人でいる日本人は目立っていたかもしれません。道を歩いていると楽器を持ったおじさんが私ににっこりと笑いかけてきたかと思うと、いきなり腕をつかまれてしまい連れていかれそうになりました。

笑顔は時に恐いものですね。

それからローマの休日でおなじみの“真実”の口を見てきました。たくさんの人に触られすぎて、口がたぶん元よりも大きくなって、、、。

夕方雨が降り出してきて、道でおもちゃなどを売っていた人たちが今度は傘を売り歩いていました。ホテルに帰る道中、傘売りの一人にストーキングされた気がします。

 

2日目

サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会へ…ミケランジェロが浴場であった建物を活かして修復再建をしたこの建物は、のっぺらとした外観からは考えられないような内装、、、ほかの教会よりも明るく感じました。外へ出ると、いきなり知らない人に英語で話しかけられて、貧しい子供たちやエイズなどのために活動しています。って言ってきて署名してって言うからついて行ってみると、署名させられて、最後に日本語で“BOKIN!!”といわれて、、、最低40ユーロが良いって言われながら20ユーロ募金してきました。この渡したお金が直接本当に貧しい人のためになってくれればいいと思いますね。

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それからバスでヴァチカン市国へ…バスの中でイタリア人のおじさんが地図を広げている私を見て話しかけてくれて、おじさんは英語を話せないようなのに一生懸命に道や下車場所を私に伝えてくれようとしてくれました。結局日本の小さい島から来たということだけくらいしか他には、、、私がイタリア語を話せたらよかったのですが、、、もっと話ができたら、、、と思いました。

ヴァチカンの広場では何か催しものの準備をしていて、そこに配置されている大きな液晶画面のメーカーを見るとパナソニックでした。日本企業の製品を外国で見るとうれしくなりますね。

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それからサンタンジェロ城へ…屋上からはローマの街を一望出来、今まで見てきた建物はほとんど見つけることができました。それだけローマはコンパクトです。

そしてトレヴィの泉へ…ここも日本人だらけ、、、そこからスペイン広場へ行こうとしていたら、気持ちの悪い人に遭遇しました。まさにイタリアのちょい悪おやじという感じの人に、なぜか変な日本のギャル語でナンパされました。半年ほど日本にいたらしいのですが、一体この方は何を日本で学んだのか、せめてギャル語でない言葉で…アルゲロでも道を歩いていると、男性がウインクやCiao!と言ってきたりするのですが、こんなにチャラい人が本当にいるとは…カルチャーショックですね…

結局、バスや地下鉄は一回ずつくらいしか乗らず、ほとんど歩きだけで見ることができました。しかも距離はすこしあったとしても、交通機関を使うより歩いた方が楽しめる気がします。ローマは二日にして成った、、、??

イタリアに来たとはいえ、サルデーニャ島なので本土に行くには飛行機が必要で、ただ唯一のイタリア本土の旅をしたローマは、たった二日の間でストーキングやナンパ、連れて行かれそうになったり、、、などいろいろ、、、決して治安が良いとは思えないし、のんびりと観光できるところではない、というのが私の印象となりました。

でも良いことや悪いことも、一人だったからこその今まで経験したことのない体験をたくさんすることができたので本当に行って良かったと思います。

何より、ピザ屋のおじさんやバスの中で話したおじさんの優しさは忘れてはいけない大切な出会いでした…

 

これでローマの旅の終わりです。

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