公開日 2013年4月3日
高知に関する優れた学術図書を顕彰する「第23回 高知出版学術賞」に、本学の教員、名誉教授が選ばれました。
この賞は、当該年における最も優れた学術出版を顕彰することによって、学術研究の振興を図り、県勢の進展に資することを目的として、高知市文化振興事業団により、創設されたものです。
受賞者と著書名は以下のとおりです。
・『最新・高知の地質 大地が動く物語』(南の風社) 理学部門 吉倉紳一教授 鈴木堯士 本学名誉教授 高知大学の地学系教員と地学の研究者・技術者として活躍している本学大学院修了者、合わせて10名が、平成23年から24年にかけて開講された高知市民の大学「最近注目されている高知の地質」の講義内容をもとに、高知の地質に関する最新の知見を一般の方を対象にわかりやすく解説した書で、大地誕生のダイナミズムを具体的に理解できる点が評価されました。
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・『北上して松前へ-エゾ地に上陸した豪州捕鯨船-』(創風社出版) 複合領域科学部門 北條正司教授 松吉明子 本学非常勤講師 エバン・クームズさん 19世紀の豪州の捕鯨活動を当時の航海日誌を基に記した物語で、オーストラリアの日本文化研究者ノリーン・ジョーンズによる著作で、 北條教授らが翻訳し、読みやすく、優れた教養書となっている点が評価されました。
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・『長宗我部氏の研究』(吉川弘文館) 人文社会科学部門 津野倫明教授 戦国から豊臣期において土佐を治めた長宗我部氏の政治と外交を解明し、通説に新視点を掲示した内容である点が評価されました。
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左から吉倉教授、鈴木名誉教授、津野教授、北條教授(2013年3月29日) |
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