◆総合科学系地域協働教育学部門の廣瀬淳一准教授らの研究成果が、 国際誌『Economic Analysis and Policy』に掲載されました

2023年6月27日

 総合科学系地域協働教育学部門の廣瀬淳一准教授、高知工科大学の小谷浩示教授及び九州大学の馬奈木俊介教授による「SDGs」に関する研究成果が、オランダELSEVIR社の学術誌『Economic Analysis and Policy』に掲載され、令和5年6月12日に電子版が公開されました。

 近年、持続可能な開発目標(SDGs)を達成することは、世界の人々のミッションの一つとなりつつあります。これまでは、SDGsと「次世代への関心や行動(ジェネラティビティ)」及び「幸福度(ウェルビーイング)」の向上との関連性が報告されていましたが、どのようなタイプの人や社会がSDGsを達成する可能性が高いのか、あるいはその道筋を歩みやすいのかについては、ほとんど知られていませんでした。

 廣瀬准教授らは、「ジェネラティビティ」及び「ウェルビーイング」がSDGsを達成するために必要な指標とみたて、母系社会の伝統を残すパラオ共和国で調査を実施しました。

 その結果、異なる価値観や考え方、様々なバックグラウンドを持つ人々が互いを認め合い、自分を自由に発信することができる「ダイバーシティ(多様性を許容する)社会」の重要性や、このような社会変化を受け入れることで人々のウェルビーイング向上に繋がることが、統計的に示されました。

 詳細は、以下の資料をご覧ください。

 

 <論文名> Do autonomy and inquisitiveness contribute to SDGs? Implications from the matrilineal island of Palau

 <和 訳> 「人々の自律性と社会や環境の変化への適応はSDGsに貢献するか? 母系社会の島嶼国パラオからの示唆」

 論文掲載URL:https://doi.org/10.1016/j.eap.2023.06.001

 230627プレスリリース_総合科学系地域協働教育学部門の廣瀬淳一准教授らの研究成果が、 国際誌『Economic Analysis and Policy』に掲載されました.pdf(388KB)

 

 ※インクイジティブネス‥「新奇性を求める態度」及び「社会や環境の変化への適応」を包括した概念として定義されたもの

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