公開日 2025年9月16日
2025年9月4日(木)、高知市の高知会館にて、「日台大学による地方連携・社会実践 首脳会議及び国際研究会」が開催されました。
本イベントは、地方創生をテーマに、台湾6大学・日本4大学が連携して学術交流と社会実践を推進する国際的な取組です。
今回の開催は、2024年9月に高知大学が日台連盟の会長校に就任したことを契機に、初の日本開催が実現しました。会場には加盟校の関係者を含む総勢約200名が集まり、学生交流、防災、食品産業、文化実践など多岐にわたるテーマについて、研究成果や地域での実践事例が55件発表されました。
基調講演では、「馬路村ゆずを活かした地域ブランド」について、元馬路村農業協同組合長の東谷望史氏にお話しいただき、台湾の研究者からは、住民の理解を得るための工夫や新食品開発における技術革新など、活発な質疑応答が交わされました。
また、休憩時間には高知大学裏千家茶道部による抹茶のふるまいや高知銘菓の提供もあり、参加者同士の交流を深める場となりました。
翌9月5日(金)には、台湾からの研究者約80名が中土佐町と安田町を訪問し、現地視察を通じて、高知県の地方創生の取組を学び、地域住民との交流を図りました。
本研究会を通じて、日台の大学間の連携がさらに強化され、地域の未来に向けた新たな協働の可能性が広がりました。