公開日 2025年10月23日
地域協働学部実習授業にて大阪関西万博を訪問中の9月27日(土)、地域協働学部2年菅野匠真さん、池田章悟さん、大石晴斗さん、山下功祐さんの4名が会場内で倒れた来場者の救助に当たりました。救急隊が到着するまでの間、心臓マッサージ(胸骨圧迫)やAEDの操作、各所への連絡など初期対応を行いました。特に菅野さんは、脈の確認、AEDの適切な使用など落ちついて対応しました。
このことに関して、10月5日(日)、大阪市消防局此花消防署と公益社団法人2025年日本国際博覧会協会危機管理局より、菅野さんへ感謝状が授与されました。
以下は菅野匠真さんからのコメントです。
この度、このような感謝状をいただけたことを誇りに思います。ヒトは、いつ心臓が止まるか分かりません。心臓が止まった時、何もしないで救急車の到着を待ち、そこから治療を開始したときの救命率はごくごく僅かですが、その場に居合わせた人が心肺蘇生やAEDを用いた応急手当をすることで、救命率を大幅に引き上げることができます。
今回の事案は、私1人で救った命ではありません。一緒に万博に来ていた仲間、その場に居合わせた看護師の方、医師の方、AEDを持ってきてくれた警備員の方など、さまざまな人の協力のおかげで命を救うことができました。本当にありがとうございました。
心臓マッサージは、倒れている人の胸を5センチ押し込む行為です。正直、私もやっていてとても怖かったです。が、当時はそんなことよりも目の前にいる人の命を必ず救うという使命感から、自然と身体が動いていました。
「人を救うのは、人だ。」これをみなさんには知っておいてもらいたいです。
なお、地域協働学部では日本赤十字社高知県支部にご協力いただき、1年生を対象に授業時間を活用して胸骨圧迫・AED操作などの講習を実施しております。

左から、山下さん、菅野さん、大石さん、池田さん


