公開日 2022年8月26日
8月20日(土)-21(日)、高知大学希望創発研究会(8月例会・オンライン)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合わせて9名、学生13名、その他関係者18名の計40名が参加しました。
1日目
「問いのデザイン-自分ゴトと他人ゴトの境界線を引き直す」
はじめに大島副センター長から、5月例会からの振り返りを行った後、講師・塩瀬隆之氏(京都大学)によるワークショップを午前中に行いました。
午後からは船木成記氏(つながりのデザイン 代表)を講師にお迎えし、午前のワークショップで感じたこと、考えたことをチームで共有をし、その後、後期活動に向けてチームメンバーの問題意識を丁寧に聞き合うチーム対話を行いました。
2日目
「希望創発基礎1」、チーム対話
前日のチーム対話で話し合った内容を各チームから共有した後、講師・船木氏によるセミナー「希望創発基礎1」では、参加者自身がありたい姿をこの研究会で追及してほしいというメッセージを込めてご講義いただきました。それを受けて、チーム内で感じたことを共有した上で、今後のチーム活動についての対話を行い、8月例会は終了となりました。
チームで一つの問いを立てる上で重要となるチームメンバーの相互理解を深めるプログラムの中で、互いの価値観を言葉にしながら、チームの進む道を意識し始めた2日間になりました。
<参画者の声>
■セミナー受講やチーム活動により、どのような体験をし、それに伴い感情はどう動いたか。
・他者との「対話」をちゃんとできていると思っていたが、他者に対する疑問の投げ方に質問・問い・発問の種類があることを意識したことがなかったことに気付かされた。これまでしてきた「対話」の中で聞き手の考えと質問がかみ合わないことがあったので、疑問の投げ方が悪かったのかな?と感じた。チームのメンバーは年齢性別、住んでいる地域、これまでの経験や将来についての考え方がそれぞれ異なる。それぞれに合った疑問の投げ方を心掛け、相互理解を深め、本当の仲間になれればと思う。
・価値判断はそれぞれどこかしらにラインを引いていると思う。その基準がなにかを知ってみたいと感じた。また、無駄なものかそうでないかは、その価値を見つけられるかによるものだと考える。無駄なものと思われるものでも、その価値を見つけられるような人になりたい。
・受講後、いつもより皆がありのままで話せている気がしました。実際自分自身も今までより自分の意見や疑問に思ったことを多く発言できましたし、内容についてもより深く考えることができたと思います。相互理解が進んだこともあり、午後の180分のチーム内での話し合いも一瞬に感じるほど白熱した話し合いができ、今までで1番この研究会に入ってよかったなと感じました。