2025.5.10-11希望創発研究会(5月例会・オンライン)を実施

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2025.5.10-11希望創発研究会(5月例会・オンライン)を実施

公開日 2025年5月30日

 5月10日(土)-11日(日)、2025年度の初回となる希望創発研究会(5月例会・オンライン)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合せて13名、学生18名、その他関係者16名の計47名が参加し、センター長挨拶から研究会がスタートしました。


1日目
「理念醸成セミナー-希望創発センターとは?-」、「希望創発研究会の進め方~皆で考える題材として~」他
 まず、大島副センター長から、本センターの設立に至った経緯を紹介した後、「我々の住む世界」、「『考える』ということ」等の今後の活動のベースとなる考え方について、様々な事例を挙げながら説明が行われました

  

  続いて、渡辺センター長から希望創発研究会のスケジュールやチームのあり方について説明を行いました。その後、各自の変化を確認するための自己分析等を開始時と終了時に行うことや1年間修了時にチームメンバー間で行われるピアフィードバックについての説明がありました。

   

 午後からは中島大輔氏(本学客員教員)による基礎セミナー「希望創発研究会の進め方~これからの活動を考える題材として~」では、希望創発研究会の概要、イノベーションとは何か、研究会の進め方、チーム活動の心構え等についての講義があり、その中で初めてのグループワークも行われました。
最後に「after talk」では「1日目を振返って」をテーマに小グループで話し合う時間を持ち、1日目が終了しました。 

 2日目
「自己紹介インタビュー(参画者、教員)」
 講師の谷 俵太氏がインタビュアとなり、参画者と教員の一人一人にインタビューをする形で自己紹介を行いました。

「創発とは?」
 午後は谷俵太氏(本学客員教員)による基礎セミナー「創発とは?」を行いました。その中で小グループに分かれて「不便な文房具」をできるだけ多く出し合うセッションを行いました。短かい時間の中でも「それ、創発だよね」という一幕もあり、一人では生まれない発想が生まれていました。

講師 谷 俵太氏(本学客員教員)

「希望創発学生活動(Seekers)から」
 希望創発研究会に参加をした学生が発足した学生団体Seekersの活動について、現在多岐に渡る活動が展開されていることについて、希望創発センターの宝金特任助教より説明がありました。

 令和7年度は、13名の参画企業人は様々な業種の方々が全国から参加します。また、学部1年生から博士課程2年生まで幅広い学年の学生が企業人と共に過ごす1年間に魅力を感じ、参加します。『共に語り、共に学び、共に創る』を合言葉に、多様な仲間が集まり、希望創発研究会の令和7年度の活動が始まりました。


<参画者の声>
■あなたが理解した「センターの理念・基本方針」

・多様な人が集い、互いに語り、学び、助けあい共に成長しながら、社会課題を発見し自由な発想もって解決に向かって共走、共創する場。

・希望創発センターの理念は、現実を知りつつ実際に現地に訪れ現物を見て、寛容さをもって意見交換をする中で学び合うということである。特に、インプットだけでなく、実際に現地にいって体験的に学ぶ、感じることも重視するプログラムだと思う。

・日々忙しなく動く社会の中、時間を節約することに重きが置かれており、その時を楽しむ、自分の頭で考えることが疎かになっている。加えて、人々が漠然と閉塞感を感じる社会が進んでいる。この状況に対し、このセンターでは、社会人、学生とが共に問いを立て、何故と考える時間を通して、自由に発想し未来を創造することを基本方針としている。

・日常から離れて社会・自分を俯瞰して見る機会を提供。正解はない。刻一刻とかわりゆく社会において未来を創造し、どんな社会・世界、幸福とは何かについて思考する。WHYから世の中は広がっていく。

■基礎セミナー『希望創発研究会の進め方~皆で考える題材として~』での学び
・中島先生の話の中で一番印象的だったのは、考えることがすべての始まりで、当たり前に思うことは思考を狭めるという話だった。何かを知ったり身につけたりすることで、逆に自由な発想を失わないように注意したいと思った。

・企業活動で、効率的に最速で「正解をだす」ことに慣れ続けていった先は?
ビジネスパーソンとして短距離走を何本も走り続けた先に何がある?
といったモヤモヤを感じる年代になってきて、経済活動から距離をおいて自分を見つめなおす、しがらみがないヒトたちとフラットに対話することで何かをつかめないかと、、、考えています

・チームで社会の未来像を形成するという活動は、この研究会に参加する以前はで体験の中から良いエッセンスを抽出し、組み立てることだと思っていましたが、この研究会は様々な世界観や人生観を持っている人たちの交流を通して、誰にも想像つかない未来像の創出が目的であることを痛感した。イノベーションと聞くと、優秀な人または機関の中だけで巻き起こっている実証に感じましたが、話を聞いていくうちに以外と身近なところで生み出されるヒントは眠っているのではと思っているようになった。私はまだ学生で企業人の方々とは違った価値観で生きているが、その中で生み出されるアイデアには価値があると思う。是非、この機会に課題解決やビジネスに繫がるような創出の考え方を身に着けていきたい。

■基礎セミナー『創発とは?』での学び
・ディスカッションの中で一人が発した意見にメンバーが各々の価値観や経験からくる意見を積み上げていく過程が非常に楽しく感じた。またその中で自分が最初全く予想しなかった答え(結論)が出たことは普段経験しないことのため非常に勉強になる。

・創発とは何らかの目標やゴールを持って取り組み決まった完成を創り出すことではなく、楽しい気持ちやわくわく感を持ちながら行った活動を終え最終的に形になったものを指すと学んだ。
今までは完璧や完成を目指して様々な物事に取り組んでいたが、この1年間は自分が楽しいと思う気持ちを大切にして社会人の方や学生と議論、交流を行いたいと思った。

・創発とは何らかの目標やゴールを持って取り組み決まった完成を創り出すことではなく、楽しい気持ちやわくわく感を持ちながら行った活動を終え最終的に形になったものを指すと学んだ。
今までは完璧や完成を目指して様々な物事に取り組んでいたが、この1年間は自分が楽しいと思う気持ちを大切にして社会人の方や学生と議論、交流を行いたいと思った。

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