公開日 2025年9月7日
8月23日(土)-24(日)、希望創発研究会(8月例会・オンライン)を実施し、高知県内、県外社会人合せて12名、学生14名、その他関係者16名の計42名が参加しました。
1日目
【基礎セミナー】「身近にある(けど見落としがちな)「問い」に向き合おう!」
この一年間のチームで取り組む研究テーマを見つけるため、講師・広石拓司氏(株式会社エンパブリック)によるワークショップを実施しました。「問いを展開させる」体験を通じて、変化の時代に求められるのは、問いへの向き合い方であることを実感しました。午後からは、それを踏まえて、参画者がそれぞれの自分の「問い」を出発点に、チームで対話を重ねながらテーマを深めていきました。
【基礎セミナー】「「私の問い」を分かち合い、「10年後の社会に向けて私たちの問い」をつくっていこう」
2日目午前も引き続き広石氏のセミナーを行い、「現状の裏返し」ではなく、「実現したい未来」を描くことの重要性について学びました。また、一人で考えるのではなく、対話を通じて物事の見方が広がることの大切さが示されました。午後からはブレイクアウトルームに分かれ、チームごとに議論を深めました。
同じテーマであっても多様な見方や感じ方があることを実感し、自分の考えを掘り下げる機会となりました。来月以降も「問い」を軸にした探求が続きます。
<参画者の声>
■ワークショップ「身近にある(けど見落としがち)「問い」に向き合おう!」を受講して
・いろんなアプローチで問いを説明されていて、勉強になった。疑問や問題点?などの問いに至るには、その背景を知ることが重要だと思うが、漠然と主観的に問いを見出すのは斬新で挑戦的だと感じて興味深かった。
・自身の問いかけ力がまだまだ弱いことに気づかされた。メンバーから発せられた問いかけはバリエーションに富んでおり物事が多面的に見えてきた。メンバーそれぞれが疑問を持ち共有し合うことの重要性をあらためて認識した。日々の業務でも、問いかけを通じて相手の課題や目的を深く理解するようにしていきたい。
・この体験を通じて、真の問いとは単なる疑問ではなく、多様な視点から物事を捉え直す力であり、それを身につける難しさを実感した。今後は専門性を保ちつつも、より広い社会的文脈での問いを持てるよう意識したい。
■セミナー「「私の問い」を分かち合い、「10年後の社会に向けての私たちの問い」をつくっていこう」を受講して
・問いを考えるときに課題を生んできた構造ばかりに気を取られると、構造に縛られてしまうので、未来の姿を考えてみるようにしてみた。思い描く未来は何となくあるが、おおまかなものであり、未来のビジョンを達成するための課題も多くあった。今後グループの「問い」をつくる時に陥りがちな罠にも、意識しながら活動をしていきたい。
・自分の意見をちゃんと口に出して共有することを意識して取り組めた。自分の意見を聞いてくれていること、見逃されないことに嬉しさを感じた。自分自身も、他の意見を理解できるように分からないこと、聞き取れなかったことは聞き直すということを大事にしたい。
・これまでの学びを意識する必要を感じました。自分だけの視点ではなく多様な視点で問いを出し合い、深めていくことが大切であると思いました。特に取り組みが進む中で問いが変化することはむしろイノベーションが起きていると前向きに捉えましょうという言葉が印象的でした。