医学部医学科の『先端医療学コース』履修生 高橋 康大君(4年生、情報医療部門病態推移予測研究班所属)が、平成25年11月に開催された第33回医療情報学連合大会において行った発表、「診療データベースを用いたHelicobacter pyloriに対する除菌率の変化と除菌治療に関連する疾患の解析」が研究奨励賞に選ばれ、平成26年6月6日に開催された第18回 日本医療情報学会春季学術大会 (シンポジウム2014 in 岡山)で表彰されました。
医療情報学連合大会は3000人以上の参加者がある学術集会です。「研究奨励賞」は、300題ほどの演題の中から35歳以下の若手研究者の優れた発表3演題にのみ授与される名誉な賞です。
受賞した発表では、本学医学部の匿名化研究用データベースに30年間蓄積された膨大なデータを用いて、ピロリ菌感染の有無と様々な疾患の罹患率との関連性を網羅的に解析し、従来から知られている消化器系疾患との関連だけではなく、今までピロリ菌との関連性が指摘されていなかった、甲状腺関連疾患や前立腺関連疾患との関連を示唆する結果を得たことを報告しました。
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