先端医療学推進センターで高知大学オリジナルの最先端医療を!
近年導入された国立大学法人化・大学医学部教育の標準化・臨床研修制度の余波を受けて、医学部附属病院は収益性の高い診療に追われ、医学部は医療専門学校化し、大学本来の使命である研究から疎遠になりつつあります。このままでは、まず基礎医学研究が廃れ、次に臨床医学研究が滅び、ついには医学教育も崩壊するでしょう。この流れを止めるために、高知大学医学部の研究活動拠点として『先端医療学推進センター』が平成21年9月に設置されました。センターでは、高知大学オリジナルの基礎研究の成果をもとにトランスレーショナルリサーチを展開して、大学医学部の使命である最先端医療の開発を目指します。加えて、研究の厳しさと達成感を通して、独自性の高いリサーチマインドをもった医師・医学者を育成します。
先端医療学推進センターは独創的医療部門・再生医療部門・情報医療部門・社会連携部門・先端医工学部門・臨床試験部門の6部門で構成され、各部門に流動的なプロジェクトユニットとして研究班を配します。センターでは、組織横断的に基礎研究者と臨床医が連携し、マンパワーと研究資金を集約して医療学系プロジェクト研究を推進します。先端医療学推進センター事業は病院再開発とも連携します。
平成22年4月から医学部医学科学生の受け入れを開始しました。先端医療学推進センターにおける教育プログラムは、正規授業の専門科目「先端医療学コースU〜 W」として行われ、PBLU〜 Wと同様の9単位が認定されます。
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