施設紹介 - 活動報告

高校生のためのサイエンス体験学習2005

県内外の高校生60名(広島県と大阪府の2高校から3名、県内の8高校から57名)が参加した『高校生のためのサイエンス体験学習 -受精から個体の形成まで:遺伝子の働きって何だろう?-』が8月16日(火)から18日(木)の3日間開催されました。参加した高校生は、一班6名の少人数に分かれて密度の濃い実習を行い、盛会裏に無事に終了しました。

◆スケジュール

8月16日(火)
午前 開校式 " 円山医学部長挨拶、代表者挨拶(大西実験実習機器センター長)
講義 「遺伝子とは」(谷口 武利;実験実習機器センター)
「染色体の話」(田口 尚弘;黒潮圏海洋健康医科学講座) 懇親会
午後 採血・実習 『ABO式血液判定』
実習 『DNA抽出』
8月17日(水)
  Aグループ Bグループ
午前 実習 『PCR』
講義 「タンパクの話」(大谷 和弘;黒潮圏海洋健康医科学講座)
実習 『体外受精・光学顕微鏡観察・走査型電子顕微鏡観察・透過型電子顕微鏡観察』
午後 実習 『体外受精・光学顕微鏡観察・走査型電子顕微鏡観察・透過型電子顕微鏡観察』 実習 『PCR』
講義 「タンパクの話」(大谷 和弘;黒潮圏海洋健康医科学講座)
8月17日(水)
午前 実習 『DNAの制限酵素処理と電気泳動用アガロースゲルの作成』
『体外受精の結果観察(A グループ)』
午後 実習 『電気泳動と結果判定』
『体外受精の結果観察(B グループ)』
講義 「生命・遺伝子・社会」(富永 明:黒潮圏海洋健康医科学講座)
閉校式

◆動物実験施設の担当分野

動物実験施設は、生命の始まり-受精と卵割を観察しよう-のテーマのもとに2日間担当しました。実施された内容は、古谷助教授による受精・発生・クローンについての話と、都留助手、岡田技術専門職員、山中・溝淵技術職員による以下の体験学習で、内容は以下のものでした。

【1日目】
事前に用意されたマウス卵子の培養液に精子懸濁液を加えて体外受精の体験実習
顕微鏡下でのキャピラリーによる卵操作の体験実習
2細胞期、4細胞期、桑実胚期、胞胚期の卵割の観察
受精・発生・クローンについての講義
【2日目】
各自が前日実施した体外受精の結果観察

◆実習の写真

実習内容の説明を受けているところ

実習内容の説明を受けているところ

体外受精実施中(卵子培養液中に精子が上手く入ったか、先生の方が心配そう)

体外受精実施中(卵子培養液中に精子が上手く入ったか、先生の方が心配そう)


キャピラリーの使用方法練習中

キャピラリーの使用方法練習中

キャピラリーで卵操作実施中

キャピラリーで卵操作実施中


班の半分が『受精・発生・クローン』について講義を受けているところ

班の半分が『受精・発生・クローン』について講義を受けているところ

講義後の質疑応答

講義後の質疑応答


体外受精の結果を観察中(私の卵はうまく割れているかナー。早く観たいよ!)

体外受精の結果を観察中
(私の卵はうまく割れているかナー。早く観たいよ!)

自分の結果とプロの結果を比較中(スッゴイ!!やっぱりプロは違う。)

自分の結果とプロの結果を比較中
(スッゴイ!!やっぱりプロは違う。)


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