病理学講座では博士課程および修士課程の大学院生を募集しています。
博士課程は原則的に医学部医学科、歯学部または修業年限6年の獣医学履修課程を卒業ないし卒業見込みの方、あるいは、大学院修士課程を修了または修了見込みの方が対象で、通常は4年間の研究の後に博士(医学)の学位が得られます。社会人特別選抜枠があり、この場合、社会人として病院等で働きながら大学院の研究を進めることができます(ただし、勤務先の長の許可が必要)。例えば、高知大学医学部附属病院病理診断部における後期研修と並行して、病理学講座の大学院に所属することも可能です。
一方、修士課程は原則的に4年制の大学を卒業ないし卒業見込みの方に出願資格があり、社会人特別選抜枠も設けられています。通常は2年間の研究の後に修士(医科学)の学位が得られます。
我々の病理学講座は腫瘍の研究を得意にしていますが、基礎研究、臨床研究にかかわらず、また、研究する疾病にかかわらず、病理学に興味がある方ならばどなたでも大歓迎です。研究指導にはスタッフが責任をもってあたります。
なお、医師免許を有する方には、附属病院病理診断部と連携して、病理診断、病理解剖の指導も致します。大学院卒業後、病理専門医の資格(最低5年間の病理診断経験が必要)を取得し、病院の病理診断医として活躍される方も多数いらっしゃいます。他の臨床各科に比べ、男女の体力差が大きな問題とはならず、且つ、マイペースで仕事を進められることから、近年特に女性病理医の進出が目立ちます。女性の長所である繊細さや緻密さは病理診断において大きな武器となります。