高知がん治療センター 文字拡大文字標準文字縮小

キャンサーボード 

 高知大学医学部附属病院では、がん治療センターが主催する「キャンサーボード」を平成20年度から毎月1回開催しています。また、平成21年度からは、各科単位で行っている臓器別カンファレンスを「腫瘍ボード」として位置づけ、いつでも他科からの症例を持込んで相談できることにしました。

■キャンサーボード

本院では、がん治療センター運営委員会や化学療法レジメン審査委員会の委員の先生方等にご協力いただき「皮膚・整形」「胆・肝・膵」「上部消化管(食道・胃)」「下部消化管(大腸)」「乳がん」「肺」「口腔・耳鼻・脳外」「泌尿器・婦人科」「内科」「小児科」の10グループ持ち回りで毎月1回キャンサーボードを開催しています。

キャンサーボードの本来の目的は、治療法で悩むようながん患者さんについて手術・放射線療法・化学療法にかかわる専門医師だけではなく、看護師、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーなど他の医療従事者も意見を出し合い、個々の患者さんに合ったより良い治療方針を考えていくことです。

現在のところは、治療が終了した患者さんについて、治療に携った医療スタッフから治療経過の報告や課題が提示されることが多く、本来の目的は十分には果たせていませんが、それぞれの専門家がどのような考えにもとづいて治療やケアを行っているかという情報を、多くの医療従事者が共有することができ、大変意義のある会になっています。

今後、必要な時に『腫瘍ボード』への症例提示や他職種への相談が気軽にできるよう院内の風通しを今まで以上に良くし、さらには本来の「キャンサーボード」が自然発生的に行われるような風土が、病院内に根付いていくことを願っています。

平成24年度開催状況     平成25年度開催状況

■腫瘍ボード

本院では、各診療科の協力を得て各科単位または複数診療科合同で定期的に行われていた臓器別カンファレンスを『腫瘍ボード』として位置づけ、いつでも他科からの症例を持込んで相談できる体制を整えました。

体制を整えたからと言っても、すぐに十分機能することは難しいかもしれませんが、本院は以前から診療科間の垣根が低く、個々の相談は日常的に行われていますので、今後少しでも「腫瘍ボード」への相談が増え、各診療科間でのがん診療の協力体制がより一層強くなることを期待しています。

「腫瘍ボード一覧表」


ページ案内
がん拠点病院とは
がん治療センター紹介
取り組み案内
研修体制