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子どものこころ診療部

子どものこころ診療部では、18歳以下の子どもと、そのご家族のメンタルヘルスの問題に幅広く取り組んでいます。必要に応じて院内の精神科や小児科、他の医療機関や教育、福祉など多領域と連携をとりながら、発達段階に応じて認められる子どものこころの問題の診療を行います。
外来診療は火曜日の午後と木曜日の午後に行っています。
外来診療は原則予約制で、初診の方は高知県内の医療機関あるいは公的機関に勤務する小児科医あるいは精神科医(児童精神科医を含む)からの紹介状が必要です。初診の予約は4週前から受け付けています。

概 要

子どものこころ診療部では次のような疾患を対象にしています

以下のような疾患をはじめ、子どものこころの問題全般に対して診療を行っています。

  • 発達障害:自閉スペクトラム症(広汎性発達障害など)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など
  • 情緒障害:分離不安障害、社交不安障害など
  • 気分障害:うつ状態やそう状態など
  • 不安障害
  • 知的障害

など

子どものこころ診療部では次のような症状を扱っています

子どものこころ診療部では、以下のような症状をはじめ、子どもの気になる行動や発達の問題全般を扱っています。

  • 落ち着きがない、集中力が続かない
  • 指示の理解がよくない
  • 友達関係がうまくいかない、集団行動がうまくとれない
  • こだわりが強い
  • 学習のつまずきや遅れ、字が汚い、不器用、運動が極端に苦手
  • 気分が落ち込む、学校へ行けない
  • 怒りっぽくなった
  • チックがある
  • 頭痛、腹痛、吐き気をよく訴える
  • 睡眠の問題:朝起きられない、昼夜逆転している
  • 人混みが苦手

など

診療体制

外来診療は原則予約制で、初診の方は紹介状が必要です。外来治療は火曜日の午後と木曜日の午後に行っています。初診の予約は4週前から受け付けています。必要に応じて院内の精神科や小児科、他の医療機関や教育、福祉など多領域と連携をとりながら、発達段階に応じて認められる子どものこころの問題の診療を行います。

診療方針

18歳以下の子どもと、そのご家族のメンタルヘルスの問題に幅広く取り組んでいます。必要に応じて院内の精神科や小児科、他の医療機関や教育、福祉など多領域と連携をとりながら、発達段階に応じて認められる子どものこころの問題の診療を行います。

得意分野

発達障害や児童青年期にみられる様々なこころの問題について、教育や福祉など多領域と連携し、ライフステージに応じた包括的な支援を行います。

子どものこころ診療部で実施している主な検査は次のようなものです

必要に応じて、身長・体重・血圧・心電図・血液検査・尿検査など検査に加え以下のような検査を行います。

▼ 心理検査・発達検査

子どもの発達段階に応じて、質問紙(アンケート用紙)や心理士による面接や行動観察による心理検査や発達検査・知能検査を行います。子どもの困っていることや得意なことを把握し、特性を理解したうえで診断や日常生活での配慮につなげます。

▼ 脳波検査

脳の機能を調べる検査で、てんかんや意識障害の診断に用います。

▼ 頭部画像検査:頭部CT・頭部MRIなど

器質的な脳の異常の有無を調べるための検査です。

子どものこころ診療部で実施している主な治療は次のようなものです

こころの問題に対する治療は、大きく分けて心理社会的な治療と薬物療法があります。心理検査などで子どもの状態を判断した上で、教育や福祉など多領域と連携し、環境調整や対応方法のアドバイスなどを行い、必要であれば最低限の薬物療法を行います。