地域のロールモデル
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Case.9
思っていた道と違っても、楽しいことを追求する
酒井 麻依子
Maiko Sakai
- 所属
- 高知大学教育学部 社会科教育コース
- 略歴
- 早稲田大学文化構想学部卒業、立命館大学大学院文学研究科修了、博士(文学)、日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、現職。
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01研究者に進んだきっかけ私の研究は主に近現代の西洋哲学です。学部では哲学を勉強したわけではないのですが、学部4回生のときに周りと一緒に就職活動をするのが嫌だったことともっと勉強したかったので、哲学の修士課程に入りました。そのあとは一般就職するつもりで大学院進学したものの、修士論文を書いていたら研究がものすごく楽しくなったので、そのまま博士課程に進学し、研究者になりました。
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02研究の魅力について素晴らしい思想や理論に出会ったときに驚き、感動や感嘆することができることです。古代の賢人たちの議論から最新の思想家たちの議論まで触れるなかで、世界の物事を深く見る視点を養い、考え続けることができること。あとは、哲学を含めたさまざまな本を読んでいて、ものすごく難しいけれども大事なことが理解できたときの喜びと快感は、ほかのことで得ることは難しいものです。
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03現在の研究および生活私は、学部生のときから、たとえ同じ言語で話していたとしてもなぜ人はお互いに理解できないことがあるのか、ということを疑問に思っていました。そのため私の研究は一貫して人間とは何か、人間はどのように交流しているのかに焦点を当てています。 普段、授業と授業準備以外は、本を読んだり、論文を書いたり、翻訳をしたりしています。主に午前中に頭を使う書き仕事を、午後に読書や事務処理をします。隔週の夜や空き時間にはオンライン上の読書会に参加し、難しい本をみんなで読んで議論したりもします。夕方以降と休日は仕事をしないようにしており、それらの時間は趣味にあてたり、家でのんびりしたりします。読書や思索をするための自由な時間を確保したいのですが、日々の仕事が忙しくてなかなかうまくはいきません。
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04今取り組んでいる研究私たちがどのような身体を持っていて、社会のなかでどのように生きているか、どのように扱われているか(性、人種、障害など)が、私たちの人や物事に対する見方・態度・関わり方にどのような影響を与えているのかについて研究しています。哲学の中でも、現象学という、主観的な経験や感覚というものを大事にする分野に基づいて、例えば何かに居心地の良さ/悪さを感じるとき、それが客観的に、みんなにとってそうなのか、ということを気にするのではなく、あなた(たち)や私(たち)にとってどう感じられるのかを重視します。
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05研究に携わる仕事を目指す
若い方へメッセージ学問の中でも自分の夢中になれることやテーマを見つけてください。ときにはテーマが壮大すぎたり、先に学ばなければならないことがたくさんあることもあるので、すぐにそのテーマに取りかかることができるとは限りませんが、続けていけば自分の学んでいくことがおのずと自分にとって重要だったり楽しかったりするテーマに収斂していくと思います。 -
06日常で大切にしている時間何よりも睡眠時間を大事にしています。睡眠不足では体調も悪くなり、頭も回らなくなるので。また日光を浴びて散歩したり、ベランダで読書をしたりする時間、趣味に使う時間、そして家族と会話をする時間を大事にしています。家族に限らず、友人や同僚など、人と関わる時間は良い刺激がもらえる楽しみな時間です。



1日の過ごし方
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7:00起床
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8:00
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9:00朝食、散歩、新聞読む -
9:00
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10:00家事、外出準備 -
10:00出勤
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10:30
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12:00授業準備、研究 -
12:00
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13:00昼食、休憩 -
13:10
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16:20授業 -
17:00
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17:30ポルトガル語学習 -
17:30
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18:30夕食、移動 -
19:00
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20:00カポエイラ -
20:00移動
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21:00帰宅、入浴
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22:00就寝