取組事例

SDGs Activities

ホーム > 取り組み事例集一覧 > 取組事例:SDGsのその先へ。ごみという概念のない世界・社会を目指して

SDGs取組事例集一覧

取組事例テーマ

SDGsのその先へ。ごみという概念のない世界・社会を目指して

%E5%9B%B31.jpg
ひとを守る抗菌・抗ウイルス性PGAIC基材
%E5%9B%B32.jpg
環境を守る外部刺激応答性PGAICプラ材料
取組概要

 現代生活に欠かせない衣料品やプラスチック製品等の材料は、現在、その多くが石油成分を原料に作られる化成高分子を基本としています。化成高分子は強靱性、耐久性に優れ、製造コストも安価なため飛躍的に広まりましたが、石油資源の枯渇や環境問題の深刻化によって今、大きな方向性の転換を迫られています。

 脱石油化や温室効果ガス排出量削減を実現する新素材として近年脚光を浴びているのが、生体高分子(バイオポリマー)です。なかでも注目を集めているのが「ポリ-γ-グルタミン酸(PGA)」。納豆ネバの主成分として有名です。医療健康産業や化粧品分野等では、PGAの利用が本格化しているとのこと。そればかりか、(なんと!)バイオプラスチックやナノファイバー不織布といった先端材料への加工も可能な機能高分子であることが最新の研究から分ってきました。SDGsのその先にごみという概念のない世界・社会を夢みて、「材料開発」の新基軸に挑み続けます。目指すは「価値再生」技術の創出! 生物の永い歴史や記憶を読み解き、現代に活かす知恵が求められます。

担当者
  • 教授
    芦内 誠
    高知大学 教育研究部 総合科学系 生命環境医学部門
  • 特任研究員
    白米 優一
    高知大学 教育研究部 総合科学系 生命環境医学部門
ホームページ
up矢印