教授からのご挨拶

 薬理学講座は昭和54年に創設され初代教授の大隅義継教授、平成11年に2代目教授の横谷邦彦教授、そして平成25年4月から3代目教授の齊藤源顕が鳥取大学から赴任致しました。薬理学教室の重要な使命の1つに学部学生の教育があります。薬理学は臨床基礎医学に位置づけされる学問です。 基礎医学を学んだ医学生に、臨床教育に入る時期に薬理学の基礎的概念とその応用をわかりやすく体系的に教育したいと思います。もう一つの重要な使命に研究があります。薬理学研究の究極の目標は薬物の臨床応用です。医学部の薬理学教室が他学部の薬理学教室と比較して有利な点は、直接ヒトに関連した研究を行える事です。 この点を十分に活用し、最新の実験手技を用いてより臨床に近い研究に取り組んで参りたいと思います。当教室は積極的に学内外の研究者と共同研究を行おうと考えています。学生で薬理研究や薬の作用に興味のある方は、私たちと一緒に実験や勉強会に参加しませんか?実験初心者の方も歓迎です。当教室の齊藤・清水まで問い合わせてください。
「世界初高知発」の先進的情報を常に国内外に向けて発信でき、「頑張れば、夢は叶う」という気概に満ちた教室員が集う薬理学教室を作っていきたいと考えます。

高知大学医学部薬理学講座・教授
齊藤源顕