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眼 科

眼科

眼科では眼瞼、結膜、角膜、水晶体、眼底、眼窩などの目の病気に対して専門的な診療を行っています。

概 要

眼科では次のような疾患を対象にしています

白内障、緑内障、ぶどう膜炎、網膜剥離、糖尿病網膜症、眼科に関連する腫瘍(眼瞼腫瘍、結膜腫瘍、眼窩内腫瘍、眼内腫瘍など)、角膜疾患、眼アレルギー疾患(アレルギー性結膜炎など)、涙道疾患

診療体制

年間約600名の入院患者があり、白内障手術、緑内障手術、硝子体手術、眼瞼および眼窩腫瘍に対する手術、涙道手術、角膜移植、レーザー治療などを行っています。ぶどう膜炎や春季カタルに対しては内科的治療も行っています。

診療方針

眼科では患者さんの症状を的確に判断し、患者さんの希望に添えるようなベストの医療を提供したいと考えています。緑内障発作、網膜剥離や眼外傷など緊急性の高い疾患には迅速に対応できる体制をとっています。また疾患を総合的に治療するため他の診療科とも協力して診療を進めています。

得意分野

ぶどう膜炎、アレルギー性結膜炎、網膜硝子体疾患、緑内障、白内障、角膜移植、眼腫瘍、涙道疾患など。

眼科で実施している主な検査は次のようなものです

▼ 視力検査、眼圧検査、精密視野検査

▼ 前眼部検査、隅角検査、眼底検査

▼ 蛍光眼底造影検査(フルオレセインあるいはインドシアニングリーン)

網膜の血液循環を診るときには造影剤にフルオレセイン、脈絡膜循環や加齢黄斑変性などの脈絡膜新生血管を診るときには造影剤にインドシアニングリーンを使います

▼ 光干渉断層計による検査

生体眼から網膜や角結膜の詳細な断層所見を診ることができます

▼ CT、MRI検査

眼瞼の病気、眼球周囲(眼窩)にできる腫瘍、骨折の有無、眼球に付着する筋肉の状態、視神経の異常などを診るのに有用です。

眼科で実施している主な治療は次のようなものです

▼ 白内障手術、緑内障手術、網膜剥離に対する手術、硝子体手術、涙道手術、眼瞼手術、翼状片手術、羊膜移植術、角膜移植

▼ 加齢黄斑変性に対する治療

▼ ぶどう膜炎視神経炎に対する薬物療法

先進医療・特殊治療

▼ 緑内障チューブシャント手術

通常の緑内障手術でも治療困難な症例に対して行う高難度な手術で、インプラント手術とも呼ばれています。

▼ 光線力学療法

加齢黄斑変性に認められる脈絡膜新生血管のみを閉塞させる(正常の血管は閉塞させないで)治療であり、光感受性物質をあらかじめ組織または血管内にとりこませたうえで、その光感受性物質に特定の感受性の高いレーザー光を照射し、光感受性物質を活性化させ組織を傷害する、あるいは血管を閉塞する治療法です。この治療は眼科医のなかでも、光線力学療法に対する認定医が行います。

▼ 角膜移植

NPO高知アイバンクの協力のもと、県内唯一の手術施設となっています。

▼ 羊膜移植術

再発翼状片や角膜上皮欠損などで難治性眼疾患に対し、羊膜を移植することで抗炎症作用、創傷治癒作用、線維化抑制作用により、予後が向上しています。本治療は厚生労働省が先進医療として認めています。

▼ 涙道手術

皮膚に手術創が残らない鼻内視鏡を用いた涙嚢鼻腔吻合術を行っています。

▼ 増殖性硝子体網膜症手術

重症の増殖性網膜疾患を対象とし、網膜硝子体手術を行っています。