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呼吸器・アレルギー内科

呼吸器内科では気管支および肺の病気などに対して専門的な診療を行っています。

概 要

呼吸器内科では次のような疾患を対象にしています

肺癌、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、呼吸器感染症など

呼吸器内科では次のような症状を持った方を診療しています

  • 胸部レントゲン写真で肺に影があると言われた
  • 労作時に息切れ、呼吸困難を自覚する
  • とくに夜や明け方に息をするとヒューヒューと音がする
  • 咳や痰が多い
  • 血痰がでた
  • 胸が痛む

診療体制

年間約400名の入院患者があり、肺癌を中心に気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などを扱っています。感染症としては、主に呼吸器感染症を中心に診療しており、肺炎のあるCOVID-19もCOVID-19対応病棟にて、感染症科ともに当科が担当しています。

診療方針

呼吸器疾患では患者の全身状態を的確に判断し、迅速に診断治療を行うことが重要です。このため早急な検査で診断をつけるようにしています。また疾患を総合的に治療するため他の診療科とも協力して診療を進めています。

得意分野

呼吸器疾患全てに対応できます。特に一人一人の患者さんを丁寧に診療する体制をとっています。

呼吸器内科で実施している主な検査は次のようなものです

入院して行う検査

▼ 気管支鏡

先端にカメラの付いた直径5mm程度の管を胃カメラのように、気管支に挿入し、気管支内腔を観察したり、透視カメラを併用して病変部から、組織をかじりとったり、部分的に洗浄して、検査用の洗浄液を採取したりする検査です。肺がんの場合は治療方針を決定するための遺伝子異常の検査が必須となっていますので、従来よりも積極的に採取しています。外来でも実施可能ですが、原則として、安全のため短期の入院を要することもあります。

呼吸器内科で実施している主な治療は次のようなものです

悪性疾患が多いため、治療内容の主なものは、免疫チェックポイント阻害薬も含めた抗癌薬を使用する化学療法が主体ですが、ドライバー遺伝子異常がある方には対応する分子標的薬を使用します。また、もちろん、適応があれば放射線治療を行うこともあります。その他、間質性肺炎に対する抗線維化療法、ステロイド療法、呼吸器感染症に対する抗菌剤治療などを行っています。