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救急部

概 要

当施設は、一般救急と小児救急においては2次救急病院であり、周産期救急においては3次救急となっています。一般救急の領域では、心肺停止、そして、急性冠症候群患者ならびに脳卒中患者を受け入れる施設として県に登録されています。また、小児救急は、地域の輪番病院の1つとして機能しています。
周産期救急では、産科婦人科医師が交代で常駐(PICU)しており、小児科輪番日も小児科医が交代で常駐しています。
大学病院という特性上、救急搬送患者数の約半数は、他院からの紹介患者及び、掛かりつけ患者の受入となっています。

救急患者の診療体制

平日の救急車での患者は、救急外来で診療を行います。診療は、救急部および各科救急担当の医師が行っています。夜間休日の救急外来は、病院全体当直勤務を行っており、内科系医師1名・外科系医師1名・研修医2名で担当します。病棟内には循環器内科医・脳神経外科医・産婦人科医・小児科医が常に1名おり、相談のできる体制をとっています。ICUには集中治療部医師1名が勤務体制で常駐しています。緊急血管造影・緊急手術などに即座に対応し、術後はICUで管理を行います。

令和3年度(2021年度)総括

2020年2月から2021年度にかけて新型コロナウィルス感染症蔓延状態が継続し、救急搬送も大変な状態となりました。当院は重点医療機関として役目を果たすと同時に、2次救急医療機関(周産期は3次医療機関)としての役目もあります。救急車の応需率はかなり落ち込んでしまいましたが、受け入れ件数は2,455件/年と昨年を上回りました。これも病院全体すべての診療科が一丸となった結果です。

2021年度救急患者/救急自動車受入状況
2021年度 高知大学医学部附属病院 消防別救急搬送
高知市消防局内訳
高知県消防救急車搬送件数推移

病院救急車

2021年2月に高知大学病院の救急車を香美市消防本部から譲り受けました(写真)。内部の医療機器の整備を行い、また救急救命士(写真)を1名2021年4月から雇用し転院搬送は当院の救急車でできるだけ行って、消防と業務分担をしていければと思っています。

救急車
救急救命士