2008年度 池原ラボ合宿 @室戸

2008年10月4-6日に,昨年に続き第2回池原ラボ夏休み終了記念合宿(セミナー&巡検)を行いました.今年の会場は国立室戸青少年自然の家

コアセンターに集合し,まずは唐の浜層の露頭を見に行きました.

野外巡検などでよく行く路頭ですが,道路整備が進んでいて,次々と露頭が種子吹きつけなどで巻かれていっています.

かろうじて残されていた露頭では,氷河生海水準変動に起因すると考えられている堆積サイクルの境界である貝化石密集層が見られます.

唐の浜層群穴内層の堆積年代は,およそ300万年前と推定されています.

穴内層露頭から10分ほど移動した丘の上で,3年前に70m長のボーリングコアが掘削されました.現在,理学部近藤先生を中心とした共同研究が進行中です.

池原ラボでは,M2北君が修論でその解析に取り組んでいます.

草が生い茂っており,今やどこがボーリング地点かわかりませんが,北くんを中心にして記念に一枚.

その後,海の駅とろむで昼ご飯(海鮮丼)を食べ,室戸岬周辺を見学.

これは太平洋を望む中岡慎太郎像.

室戸岬の砂泥互層
宿泊したロッジ

数人ずつ泊まることが出来る小部屋がいくつかあり,共有スペースもかなり広い

曇り空だが太平洋を一望できる

室戸半島の海岸段丘が一目瞭然

夜は宴会

北海道フェアで入手したサッポロクラシック,新潟の地酒,宮崎の芋焼酎,中国土産の白酒などを堪能

2日目は朝から晩までみっちりセミナー

卒論生は中間発表会に向けて四苦八苦,まだまだ修行が足りない

3日目,安田町にある土佐鶴酒造を見学しようと立ち寄ってみたが,酒蔵見学などはやっていないとのこと.

隣接する酒屋さんで土佐鶴情報を入手.ここでしか手に入らない銘柄もあるらしい...高くて入手できず.

伊尾木洞の入り口
前日の雨のため,それなりの水流があったが,なんとか洞窟の奥まで入り込んだ
唐の浜層群の砂礫層が洞窟の両壁に見える

伊尾木洞の奥には,天然記念物となっているシダの群生地があった

オーナーさんとちょっとしたつながりがあるRock Green Cafeへ立ち寄る
開放的なカフェとウッドデッキが心地よい
デッキからの眺めは最高

夕焼けがきれいなんだろうなあ