高知大学研究拠点プロジェクト 研究拠点概要

研究拠点概要

目標(2)
国際的な研究ファシリティを生かした掘削コア科学・ 海底資源科学の研究教育拠点の構築
本研究拠点の核となる海洋コア総合研究センターは、掘削コア試料の冷蔵・冷凍保管を始めとし、コア試料の非破壊基礎解析から高精度応用研究までを一貫して行うことが可能な卓越した研究機能を備えています。高知大学はIODPの世界3大コアレポジトリー(テキサスA&M大学、ブレーメン大学、高知コアセンター)の一つとしての国際的な役割を持ち、また、全国共同利用システムを活用した掘削コア科学・地球惑星科学における国内研究拠点でもあります。これらの研究基盤に加えて、異なる2つのキャンパス(朝倉キャンパス・物部キャンパス)に分散する学内の人的資源を効果的に融合することによって、国内・国際的にも優位性・独自性をもつ掘削コア科学・海底資源科学に関する研究拠点の構築が可能となります。本研究拠点の形成およびそこから生み出される地球環境システム変動に関する知見と成果は、世界の関連分野をリードしていくものと期待されます。

また、高知大学が持つ国際研究拠点としての優位性は、研究のみならず大学院教育にも波及効果をもたらすと期待される。本拠点の卓越した研究ファシリティを利用した先端的研究と大学院教育を結びつけることにより、研究実践力、問題解決力、世界レベルの研究を視野にイニシアティブを発揮できる国際性を有する若手研究者を育成する場を機能的に構築することができます。