人文学部の学生2名が国際シンポジウム(韓国)で研究発表しました。

2011年10月26日

20111011日から14日まで、韓国大邱(テグ)市において開催された国際シンポジウム(IAPS 2011)において、人文学部社会経済学科3年生の浅川直也さん、所谷茜さんが研究発表を行いました。この国際シンポジウムは、人間環境学を中心に、環境心理学、建築学、景観工学といった人間と環境に関する学際的な研究を行う研究者のための国際ネットワーク(学会)で、毎年、世界各地で開催されているものです。この度、韓国にて国際シンポジウムが開催されることとなり、以前より、高知市の日曜市に関する活動や研究を行っていた二人が、その活動と研究の成果を発表することになりました。

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シンポジウムでの研究発表については、101213日の二日間連続で、ポスター発表を行うプログラムとなっており、「A Study on Shop Owners Incentives for Locating in the Traditional Street Market in Kochi Prefecture in Japan(日曜市における出店者の出店動機に関する研究)」と題した発表を行いました。2人の研究は、多くの参加者の関心を誘い、インドネシア、韓国、中国、イラン、ニュージーランド等、各国の研究者や大学院生等からの質問やコメントがありました。

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浅川さん、所谷さんについては、9月に本学及び本山町にて開催したサッサリ大学との共同ワークショップ(中山間地域におけるパブリック・スペースデザイン)への参加を通じた外国語を手段とした学びの場、また、イタリア人学生とのふれあい(学習だけでなく、授業後の遊びも含めて)を通じて、「出来る」ことの大切さ以前に「伝える」ことの大切さを学び、結果的には、積極的な外国人とのコミュニケーションを取ることが出来ていました。当然、この国際シンポジウムへの参加を通じて、伝えることが出来たこと、出来なかったこと、研究によって分かったことと分からなかったことなど、多くのことを認識することも出来きました。シンポジウムでの発表後、自発的に「振り返り」を行っている姿から、これまでの地域・社会協働実践の成果の一部を垣間見ることが出来ました。
 
浅川さんについては、本学の国際戦略経費の支援によって、2011年12月より、イタリアのサッサリ大学建築学部での3ヶ月間の短期研修に参加する予定です。なお、今回の国際シンポジウムでの研究発表で浮かび上がった検討課題や新たな問題について、さらに研究を進めていく予定で、その成果については、20126月にスコットランドで開催されるIAPS 2012において研究発表を行うと同時に、同年7月にポルトガルのポルトで開催される3rd International Conference on Heritage and Sustainable Developmentで発表予定です。

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