四万十市西土佐地区と伝統の「ふわふわ」作り体験を大学で実施。

2011年11月4日

11月4日(金)、高知大学朝倉キャンパスでは、恒例の黒潮祭が開催されました。この黒潮祭の初日、これまで「地域協働入門(中澤純治准教授)」で地域との協働実践を行ってきた四万十市西土佐地区の中組集落の住民のみなさんと受講生と共同で、中組に伝わる「ふわふわ」作り体験を行いました。

この「ふわふわ」とは、豆腐を作る過程の中で、豆腐を固めるための苦塩(にがり)を入れた直後に出来るフワッとした豆腐で、中組集落では昔から豆腐作りの際の「おまけ」として食べられてきたものです。今やこの「ふわふわ」や豆腐作りの方法を知っている方は非常に少なく、集落の中でも5人のおばあさんたちだけが定期的に作っているだけとなっています。この「ふわふわ」に、地域協働入門を受講し中組を訪問した学生が魅力を感じ、今回の学園祭での体験企画が実現することになりました。

111104-1.jpg

「ふわふわ」作りのメンバーのほとんどが、70歳から80歳以上の方々の中、当日、四万十市よりバスで駆けつけていただき、朝倉キャンパスの赤レンガ(大学生協の正面広場)前で、石臼を使った大豆挽きから大鍋を使った大豆の茹でる工程までを来場者や学生たちと体験しました。そこから、豆乳を絞り出し、苦塩を入れて「ふわふわ」を作り、ゆずや味噌、醤油などで味付けをして提供しました。体験料金を含めて100円で販売した「ふわふわ」は、「こんな美味しい豆腐は食べたことない!!」という感想も多くの人から聞かれ、用意した約200杯の全てが完売となりました。

111104-2.jpg

次回は、11月20日に四万十市の産業祭に「ふわふわ」を出店する予定です!!

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:0888448932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg