浅川日記・ボジョルノ・ニーノ(12月16日:研究室ひとり哲学編)

2011年12月17日
ボンジョ~ルノ
 
コラボ考房のみなさん ス テ キ なポスターをはっていただきありがとうございます。
今日は先生がいないので、のんびりと朝起きて、たまっているメールを確認していたら素敵な素敵なポスターが城月さんから送られてきていました。
びっくりしましたよ。
 
さあポスターが気になる方はコラぱ~に行ってみよう!
そして、何かコラボ考房プロジェクトをはじめてみよう!!!
 
いや~
僕もコラボ考房プロジェクトからはじまって、今イタリアにいますからね~。
なんじゃそりゃ、っていう感じです。
あの部屋は、何か人生を変えるきっかけになるかも・・・ですね。
 
~追伸~
さて今日の活動報告についてですが、昨日は午後のことを書くのを途中でやめたので、少し報告。午後は大学の講義棟の掃除のお手伝いをしてきました。パオラ先生から「掃除のボランティアする?」って言われたので、もちろん返事は「YES!」。
 
パオラ先生から「ASAKAWA,SA~N」って呼ばれたら、たぶん普通は「Here!」って答えるんでしょうが、めんどくさいので全部「YES」って答えています。
 
で、街の掃除のボランティアだと思い込み、それならしてみよう!と思ったのですが・・・
まさかの大学の掃除。
英語を聞き取れていなかった自分にがっかりです。
 
なんということでしょう。
【Before】
大学の机の上にはタバコの吸殻やティッシュが散乱しています。
ペットボトルや、チラシとかもいっぱい。こちらは建築学部なので3Dの模型みたいなのを作るので、ごみが散乱しているんです。
こちらの大学って日本と比べたらかなりきたないですよ。
トイレには便座ないし、落書きだらけだし。
日本の先生だったら授業せずに帰っちゃうような感じです。
でも、みんな勉強はきちんとしているんです。
 
なんということでしょう。
【After】
机をワークショップ用に並び替えきれいな教室になりました。
机の上はきれいになりました。ごみを床に落としたので。
それは掃除していません。なぜか教室にある電子レンジをどう隠すかみんなで相談。
 
掃除ひとつにしても驚きの連続。
収穫としては、ドクターの学生さんと知り合いました。名前は聞き取れなかったです。
僕が聞き取れ、理解できた範囲で彼の研究を説明すると、古い地図を分析するのが専門で、地域での建築の歴史や構造物の変遷についての研究が専門とのこと。
 
いきなり話が飛びますが、高知の日曜市って歴史的に場所が移っているんです。
たぶんそれは歴史的な政策の意図の結果であり、現代に近づくにつれ、街の中心性の変化とも関係すると思うんです。山内氏によって作られた市、脈々と受け継がれ、中には戦争があり、商店街の誕生や今の街の空洞化。歴史的な事象と日曜市の変遷をマッチさせて考えると面白いかも。
というより日曜市と街との共存と考えるならば、歴史を研究することは必須。
本当に今までは歴史を勉強することが、かけていたと建築学部に来て反省します。
 
野中郁次郎氏は、「アクチュアリティの背後にある本質を直観し、言語化するときの基礎となるのも教養だ。良識に満ちた価値判断、つまりフロネシスの基礎や哲学は、教養や古典から習得できる」(出典:一ツ橋ビジネスレビュー59巻1号 イノベーションを持続するコミュニティをつくる 15ページ1~4行目より)
と言っておられますが、その中でも歴史というものは人間の恣意性がもっとも含まれず、純粋であるからリベラルアーツの中でも大事。勉強しなさいと書いていたと思います。
野中さんの理論について、勉強をしていながら実践できていないとははずかしいです。
 
さて今後の自分の予定ですが、クリスマスはスイスで過ごすことになりそうです。
また1月上旬にはスペインバルセロナのサン・ジョゼップマーケットに行くことが決定しました。先生の知り合いがスペインにいるらしく案内もしてもらえそうです。
そのほかにローマのマーケットや、ライアンエアーが飛んでるとこには全部行きたいです。バルセロナ‐アルゲロの航空運賃なんて5ユーロですから。行くしかない!
なるべく色々な体験をしてこようと思います。

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