浅川日記・ボジョルノ・ニーノ(12月17・18日:休日奮闘記)

2011年12月19日

ボンジョ~ルノ

 

今回は土曜と日曜をまとめて報告です。土曜日は本当に忙しかったです。

 

 午前中は街の中を3時間ほどお散歩。散歩は色々な発見があるのでもっとも大事なアクティビティです。まぁ健康のためという意味でも大事なのですが・・・。

 

下がれ血圧!

先生と一緒に1時30分からいつもの店にランチに行き、もちろんオンリー英語で1時間ほど、今後の予定について話し合いました。まだまだ英語での生活には慣れていないので、会話をするだけで心身ともに本当に疲れます。それからは、年末のスケジュールを決めるためにひたすら安い航空会社を探していました。 

が高い。

クリスマス前だ、さらにニューイヤー前だということで、最高に飛行機が高かったです。

色々込みで、買ったチケットのお値段は往復200ユーロ(・へ・)

 日本で飛行機に乗っていると200ユーロ(2.2万円)って高いか?と感じるかもしれませんが、ユーロでは格安航空が大変発達しているので、飛行機はバスと同じ感覚で使えるんです。飛行機が大好きな僕には、嬉しい限りです。ちなみに飛行機を見ることが僕の趣味の一つです。飛行機ってかわいいんですよね・・・。見てると幸せな気分になれます(^-^) 

さてそれは置いといて、たとえば、僕は1月にオランダに行こうと思っているのですが、その運賃はなんと往復で10ユーロ(1100円)です。もちろん最安値を狙ってですが。

だから200ユーロっていうのが、いかに高いかが解ります。

もちろんあの有名なライ○ンエアーです。 

さて、まだ書いていませんでしたが、僕が年末どこに行くのかというと、「ウディネ」。

ウディネで過ごすことにしました。なんかあんまりパッとしませんが・・・。

ウディネはパオラ先生の生まれた町で、先生の妹のアパートがあるらしく、年末はいないようなので無料で滞在させてくれるということから、23日から30日はウディネで過ごします。アルゲーロには誰もいなくなるし時間があるので。

25日から27日くらいまでは、先生も一緒にウディネで滞在です。

ちなみにウディネはイタリアの北東部に位置し、国境の近くです。あのベネチアがかなり近いので、ベネチアのマーケットにも行ってこようと思います。

ということで、間もなくウディネに出発です!ネット環境ないかも・・・。

 夕方からは、先生の教え子や研究仲間が集まって、忘年会のような会をしていました。

「食前酒を頼むけどニノは何にする?」と聞かれてタジタジ・・・。食前酒ってなによ? ビールって頼んでいいの? ワインかな??そんなもの日本で飲んだことないやい!わからないまま「カンパリ?」って聞かれて「Yes」と答えました。

 

カンパリオレンジのつもりで頼んだ、カンパリの原液をちびちび飲みながら、わからないイタリア語をず――――――――――――――っと聞いていました。

たまに英語でフォローを入れてくれるんですが、その英語も早い早い。聞き取れない。

忘年会?

 

飲んだお酒はみんな一杯だけ。あとは何も注文せず。

なんで??

まあ一杯でもいいけど、何に驚いたかっていうと、その1杯で2時間30分もお店に居座り、お話をしていたことです。

お店側もよく怒らないですよね。

日本でやればひんしゅくものです。ちなみに12人で。

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イタリア人のこの時間の使い方には本当に驚かされます。ランチに2時間。ディナーだと3時間近く使います。たまに夕食として、牛丼を5分で食べる自分には本当に信じられない。日本人である僕的にはこれは時間がもったいない・・・と感じるわけです。こっちからすれば、日本人は何に急いで生きてるんだって思うんだろうなと思います。

 

 文化の違いって本当に新鮮で、今、自分が海外にいるんだって実感させられます。

 

 一杯でも僕にとっては大変疲れた2時間30分。すこし酔ったところで、仲良くなったステファノ、本山に来ていたバーバラ、いつも誰かと電話をしているジオバンニ、いじられキャラのティッツィアーナと、どこかに向かいました。「ウジニに行く」としか教えてくれないし、それが何なのかわからない。眠たくなりながら、うとうとしている自分。

 

ずーっと「NINO! Speaking!!」と言われ続けながら、ウジニへ。途中で三島由紀夫を尊敬している、ジョンレノン風の人が合流(名前忘れた・・・)。

 

みんなで、ワイワイしながら、ウジニにつくと凄い光景(・_・;)

 

ジョンが「Drunk girls.」といっていましたが、べろんべろんに酔った若者たちが、街中にあふれているんです。そこらで寝てるし、叫び声というより奇声。車に普通にぶつかってくる人々。でもなんだか楽しそう!詳しく聞くと、ワインの収穫祭のようなお祭りらしく、サルディーニャでできたワインがこの小さなウジニという街に集まってきており、たぶん15ユーロ(?)でワインが飲み放題。とにかく酒を飲むお祭りらしく、ワイングラスを持った若者であふれていました。

本当にすごかった。

 

こんな感じ。

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 ちなみに僕の誕生日が12月20日と近いので、そのパーティーを兼ねてここでのイベントに招待してくれたということだったのです。みんなの優しさに感動です。

 

でも、残念ながら9時30分に到着したので、10時に終わるお祭り自体には参加できませんでしたが、雰囲気は堪能できました。

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このお祭りのコンセプトは使えると思った。

 

小さい街ですが、ウジニはサルディーニャ州の中心に位置し、そこにサルディーニャのワインが集まるということで、地元はもちろん多くの地域から、人が集まっているのです。地元(ウジニ)もうるおい、ワインメーカーも宣伝になり、多くの人が楽しめる。サルディーニャ全体がこの小さな町で盛り上がる感じです。

 

 さて、お祭りを堪能した後は10時からディナー。この時間のディナーはこちらにとっては当たり前です。 こちらでは食事の量が半端でなく、前菜だけで満腹になるんです。

ハムにチーズにムール貝。豚足、モツ煮にエトセトラ。7皿くらい出てきました。

そこからのメインディッシュ。

僕は海鮮リゾットを食べたんですが、まあおいしいんですが味が濃くて気持ち悪い。

少しウプって、なりながらもなんとか完食!

そこからまさかの3皿目。野菜とか海老とかが大量に登場。ここでも5皿くらい・・・

 

僕はさすがにもう食べられなかったです。が、みんなから「サムライなら食え」と言われ食べる羽目に・・・。力士(スモウレスラー)になるよってボケたのに、なんかウケなかった。イタリアで相撲は有名じゃないみたい・・・。

 

そのあとにとどめのドルチェ。

 

ソルベットというシャーベットになりそこなった生クリームみたいなデザートを完食。

いつもならデザートは別腹なはずですが、死ぬかと思いながら食べきりました。

そうすると食後のお酒が。グラッパを一気飲み。アルコール度数50度くらい。

 

はぁ~~っとため息をつくと、まさかのカッフェ(エスプレッソコーヒー)が登場。30ccくらいの量ですが、みんなと同じように砂糖を1袋使って飲みました。 

イタリアの人って絶対早死にするって思うほどの、食事でした。普通にみんなとのお話は楽しかったし、最高の3時間でした。

2時にアルゲーロに到着!そこで、さあ飲みに行くぞ!!!と言われ、さすがに「無理です・・・。」と申し訳ない気持ちでいっぱいながら帰宅。

みんなが僕の部屋まで送ってくれ、本当に素敵な1日でした。「ありがとう」って言ってさよならしました。ありがとうはこちらの人はみんな知っています。僕が日本人だとわかると「ありがとう」と言ってくれます。日本人はこの言葉をあまり使わなくなってきているというのに・・・。

まだまだ自分はこちらでの生活に慣れてなく、気を使うし、英語で心身疲れるし、こちらの人間のペースに合わすのも大変です。

本地に疲れていつも11時には寝てしまいます。

でもまあかなり充実していますね~。

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そういえば、誕生日が近いので何かプレゼント贈ってくれると嬉しいです。

先生たち♪

城月先生に住所を渡していまーす。

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今日の日記ここまでで3000字を超えてる!

なので日曜日のことは、Nino’s kitchenで報告しますね。

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