自然科学系農学部門水族環境学研究室の足立真佐雄教授、西村朋宏元特任研究員（現Cawthron Institute所属, ニュージーランド）及び国立研究開発法人水産研究・教育機構の研究グループによる論文が、令和２年１月にPhycological Research誌（日本藻類学会英文誌）に掲載され、第24回日本藻類学会論文賞を受賞しました。

　本論文では、高知県沿岸域より採取した試料から、底生性渦鞭毛藻の1種であるProrocentrum cf. fukuyoiを分離し、この形態や遺伝的性状を明らかにすると同時に、これが食中毒の1種である下痢性貝毒の原因毒として知られるオカダ酸を生産することを初めて明らかにしました。

＜論文名＞First report on okadaic acid production of a benthic dinoflagellate Prorocentrum cf. fukuyoi from Japan
＜著者名＞Tomohiro Nishimura, Hajime Uchida, Toshiyuki Suzuki, Wittaya Tawong, Shota Abe, Shingo Arimitsu and Masao Adachi

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