高知大学は、総合科学系黒潮圏科学部門等の教員及び大学院総合人間自然科学研究科黒潮圏総合科学専攻の学生を中心に取り組んできた高知大学研究拠点プロジェクト（※）「黒潮圏科学に基づく総合的海洋管理研究拠点」の成果として、英文書籍「Interdisciplinary Studies for Integrated Coastal Zone Management in the Region along the Kuroshio: Problem-Based Approach by Kuroshio Science」（Livre Publishing, 2022）を発刊しました。

　本プロジェクトでは、黒潮圏の沿岸域の環境、自然資源をどのように保全・管理し、持続可能な形で利用していくかについて、様々な分野の研究者や国際交流協定（MOU）を結ぶ海外の協定校と協働しながら研究を進めてきました。特に黒潮圏総合科学専攻では、フィリピンの協定校から多数の国費留学生を優先配置プログラムにより受け入れ、フィリピンの沿岸地域に密着した様々な共同研究を行ってきており、本書には、それらの研究成果が取りまとめられています。

　なお、本書の詳しい内容については、以下のURLからpdf版をご覧いただけます。

黒潮圏科学に基づく総合的海洋管理研究拠点Webサイト：

https://www.kochi-u.ac.jp/kuroshio/third_project.html

（※）高知大学拠点プロジェクトとは、本学の学術研究の水準向上・強化のため、重点的研究領域及び地域から強い要請があった研究領域に特化した分野横断的な研究の進展を目的としたものです。