◆自然科学系農学部門の井原賢准教授らの研究グループによる下水サーベイランスの調査データが、京都大学HPで公開されました

公開日 2023年8月21日

 自然科学系農学部門の井原賢准教授らの研究グループがこれまで調査研究を続けている「滋賀県における新型コロナ下⽔サーベイランス」の調査データが、京都⼤学⼤学院⼯学研究科附属流域圏総合環境質研究センター(以下、京⼤流域圏センター)HP(https://www.eqc.kyoto-u.ac.jp/)に令和5年8⽉ 21 ⽇から公開されました。

 感染症ウイルスに感染した多くの⼈は、⿐⽔や唾液だけでなく糞便にもウイルスを排出していることから、下⽔中のウイルス量を調べることで地域の感染状況を把握できると考えられます。これを下⽔サーベイランスといいます。新型コロナウイルス感染症に関しても、下⽔中の新型コロナウイルス濃度を調べることで、感染しているが無症状のために医療機関を受診していない⼈(不顕性患者)や、症状があっても検査を受けていない⼈を含めた地域の流⾏の全体像を把握することができると考えられます。

 本研究グループは、滋賀県内複数の下⽔処理施設において新型コロナに関する下⽔サーベイランス調査を実施しています。今回の京⼤流域圏センターHPでの調査データの公開は、滋賀県や⼤津市など関係⾏政機関や地域住⺠の皆様に当該地域における新型コロナウイルス感染症動向を知っていただき、活⽤していただくことを⽬的に開始するものです。

 詳細は、以下資料をご覧ください。

プレスリリース_京都⼤学流域圏総合環境質研究センターHP での「滋賀県における新型コロナ 下⽔サーベイランス」調査データ公開開始について.pdf(370KB)

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