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「IoP連携プログラム(大学院特別プログラム)」で高知大学初の修了者を輩出
IoPプロジェクトでは、高知県内高等教育機関連携のもと、最先端施設園芸に関わる農学・情報学・健康栄養学の理論と技術を総合的に学び、Next次世代施設園芸産業の諸分野における、生産、技術開発、教育研究、普及指導等で活躍できるリーダーおよび起業家を育成するべく、令和2年度より高知大学・高知工科大学・高知県立大学に人材育成プログラムの一環である「IoP連携プログラム(大学院特別プログラム)」を開設しました。
今年度、規定の要件を満たした本プログラム初の修了者が高知大学、高知工科大学、高知県立大学、各大学2名ずつ6名が輩出されました。
高知大学の修了生である、森大地さん(総合人間自然科学研究科 農林海洋科学専攻)にIoP連携プログラムを受けた感想などお話を伺いました。
Q.IoP連携プログラムに参加して有意義だった点を教えてください。
A.学生は研究していると研究の狭い範囲での視点に陥りがちです。研究が社会にどう貢献できるのか、どう使っていけるのか。このプログラムを通じて、研究と社会との繋がりについて理解を深めることができました。
Q.他大学との研究発表会はどうでしたか?何か他大学との連携により研究に役立つことがありましたか?
A.違う研究分野であり内容の理解が困難な部分はありましたが、他の研究内容、アプローチや視点、手法等を知ることは有意義でした。(研究室での研究は小さな世界なので)
Q.他大学の大学院生の研究内容を聞いて感じたことを教えてください。
A.画像データ等の技術等を活用した植物の動きと病気の因果関係等の研究を聞いて、農業と工学の融合など、面白い視点で取り組みがされていると感じました。
Q.他の研究室(大学内・大学外)との交流はありますか?
A.当研究室では公設試とのつながりはありますが、他大学との交流はありません。 このプログラムで他大学の研究室と交流の機会が得られるのであれば有意義であると思います。
Q.プログラムを学んだ中で、印象に残っていることを教えてください。
A.これまで農業と言えば、アナログ的なイメージであったが、若い人達が柔軟な発想でITを取り入れ活躍されており、農業のIoT化が進んできていることに驚きました。
Q.最後に、大学院を卒業されるわけですが、院生の後輩に何か一言お願いします。
A.プログラムの3大学合同発表会はすごく有益だと思うのでぜひ参加をおすすめします。発表者の立場では、分野が異なる方にも理解いただけるように説明の仕方を考える必要があり、これは研究を社会に繋げていくために必要な事だと思います。質問者の立場では、分野の異なる研究内容やアプローチ・手法を理解することができました。
今後もプログラムを通じてNext次世代施設園芸産業の諸分野における、生産、技術開発、教育研究、普及指導等で活躍できるリーダー及び起業家を育成することを目指します。