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後期臨床研修プログラム

なぜ高知大学での研修がいいのか?

・麻酔管理を学ぶことができるだけでなく、集中治療、ペインクリニック、緩和ケアといった麻酔科関連領域の専門知識と技量を修得することが可能です。
・高齢化率の全国平均が26%であるのに対して、高知県の高齢化率は32.2%と全国トップです。そのため、高知大学では、高齢者のハイリスク症例に対する周術期管理をどこよりも学ぶことが可能です。私たちは安全な麻酔はもちろん、術後1日も早く手術前の生活に戻れる、質の高い麻酔を1例1例行っています。
・“地方では施設が劣るのでは?”そんな不安はないですか?決して、そんなことはありません。2016年5月に完成したばかりの新病棟に手術室、集中治療部はあります。また、皆さんが研修を開始する2017年4月にはハイブリッド手術室、術中MRI撮影が可能なオープンMRI手術室が稼動開始になります。麻酔器、モニター、超音波、気管支鏡をはじめ麻酔科関連機器も最新のものを利用しています。最新の設備、施設で充実した研修を受けることが可能です。
・充実しているのは施設や設備だけはありません。医局の雰囲気、連携力、指導への情熱、どれもどこにも負けない自信があります。

高知大学での研修プログラムの実際は?

・専門研修基幹施設である高知大学医学部附属病院、専門研修連携施設である高知県立幡多けんみん病院、高知県立あき総合病院、高知赤十字病院、広島市立広島市民病院,国立病院機構高知病院,国立病院機構四国こどもとおとなの医療センターにおいて、個人の将来のビジョンに合わせた研修ができるように組み立てることが可能です。

例えば…
・小児診療を中心に学びたい 高知大学+広島市民病院
・救急・集中治療を学びたい 高知大学+高知赤十字病院、幡多けんみん病院

などの希望を叶えることができます。

週間予定表
高知大学でのローテーションの1例
午前集中治療室手術室手術室手術室手術室休み休み
午後集中治療室手術室手術室休み手術室休み休み
当直当直

抄読会・勉強会
・抄読会は毎週火曜日7:45~8:15
・モーニングレクチャーは毎週水曜日・木曜日7:45~8:00
モーニングレクチャーは日本麻酔科学会の教育ガイドラインに基づき、上級医がテーマ毎に簡単なレクチャーをします。1年間聞くことで、専門医試験に必要な知識を一通り網羅することができます。
・症例検討会は、毎週月曜日~金曜日8:00~8:30
・MMカンファレンス等は適宜


研修の到達目標と取得可能な資格は?

手技や知識の習得には個人差がありますが、大まかな目標は以下のようになります。

<専門研修1年目>
手術麻酔に必要な基本的な手技と専門知識を修得し、ASA1~2の患者さんの通常の定時手術に対して、指導医の指導の元、安全に周術期管理を行うことができる。

<専門研修2年目>
1年目で修得した技能、知識をさらに発展させ、全身状態の悪いASA3度の患者さんの周術期管理やASA1~2度の緊急手術の周術期管理を、指導医の指導のもと、安全に行うことができる。

<専門研修3年目>
心臓外科手術、胸部外科手術、脳神経外科手術、帝王切開手術、小児手術などを経験し、さまざまな特殊症例の周術期管理を指導医のもと、安全に行うことができる.また、ペインクリニック、集中治療、救急医療など関連領域の臨床に携わり、知識・技能を修得する。

<専門研修4年目>
3年目の経験をさらに発展させ、さまざまな症例の周術期管理を安全に行うことができる.基本的にトラブルのない症例は一人で周術期管理ができるが、難易度の高い症例、緊急時などは適切に上級医をコールして、患者さんの安全を守ることができる。
もちろん麻酔科専門医を取得が目標ですが、将来のビジョンに合わせて以下の資格を取得することができます。資格の取得には学会発表や論文発表が必須になりますが、高知大学では若手から積極的に国内全国学会、国際学会での発表、和文・英語論文の投稿を推奨、指導しています。従って、受験資格に困ることは決してありません。

  • ・日本集中治療医学会専門医
  • ・日本ペインクリニック学会専門医
  • ・日本周術期経食道心エコー(JB-POT)認定
  • ・日本心臓血管麻酔学会心臓血管麻酔専門医
  • ・日本小児麻酔学会認定医
  • ・日本区域麻酔学会認定医


高知大学と連携施設の特徴と麻酔科管理症例数は?

① 専門研修基幹施設
高知大学医学部附属病院

特徴:高齢者のハイリスク症例が多い一方で,小児の鏡視下手術も行っています。MRI室での鎮静,カテーテル治療の麻酔など手術室外での麻酔管理も行っています。このように,地域拠点病院として一般的な麻酔から特殊麻酔まで経験することが可能です。また,がん拠点病院でもありペインクリニックや救急部と連携した集中治療研修も可能となっています。

麻酔科管理症例数 3,093症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 103症例
帝王切開術の麻酔 112症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
105症例
胸部外科手術の麻酔 188症例
脳神経外科手術の麻酔 144症例

② 専門研修連携施設B
高知県立幡多けんみん病院
特徴:高知県西部地区唯一の地域医療支援病院です。地域に根差した医療を実践しており癌診療からcommon diseaseまで広く経験することが可能である。

麻酔科管理症例数 1,526症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 24症例
帝王切開術の麻酔 110症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
0症例
胸部外科手術の麻酔 8症例
脳神経外科手術の麻酔 44症例

高知赤十字病院

特徴:救命救急センターを併設しており外傷をはじめとした緊急手術も多く経験できます。救急・集中治療のローテーション研修も可能です。

麻酔科管理症例数 2,782症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 21症例
帝王切開術の麻酔 76症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
89症例
胸部外科手術の麻酔 108症例
脳神経外科手術の麻酔 112症例

広島市立広島市民病院

特徴:麻酔,周術期,集中治療を一連の重症患者における生体管理学として一括した一元管理体制をとっており,これらの領域を同時に平行して研修できます。中四国地方でも有数の手術件数があり,小児心臓手術を含め多岐にわたる領域の麻酔経験が可能です。

麻酔科管理症例数 7,159症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 0症例
帝王切開術の麻酔0症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
0症例
胸部外科手術の麻酔 0症例
脳神経外科手術の麻酔0症例

国立病院機構高知病院
国立病院機構高知病院
特徴:外科、呼吸器外科、整形外科、産科、婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科の症例が豊富です。

麻酔科管理症例数 1,894症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 10症例
帝王切開術の麻酔 66症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
0症例
胸部外科手術の麻酔 58症例
脳神経外科手術の麻酔0症例

国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター
国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター
特徴:こどもとおとな医療センターは香川小児病院と善通寺病院が合併統合した病院で,小児専門施設としての小児(小児心臓血管外科,小児脳神経外科,小児胸部外科手術,新生児や未熟児に対する手術なども研修可能)・産科症例(母体重症症例,重症胎児症例,胎児手術,無痛分娩なども研修可能)と成人症例と幅広い症例が経験できる特徴を持つ病院です。

麻酔科管理症例数 2,785症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 100症例
帝王切開術の麻酔 10症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
10症例
胸部外科手術の麻酔 0症例
脳神経外科手術の麻酔 0症例


高知県立あき総合病院
高知県立あき総合病院
特徴:当院は2014年の開院以来、高知県東部地域医療の中核として近年ますます重要性を増しています。2016年7月に麻酔科常勤医、2017年4月に脳外科常勤医が増員し、今後も手術件数の増大が見込まれます。各科連携も良好で、研修しやすい環境です。

麻酔科管理症例数 499症例
本プログラム分
小児(6歳未満)の麻酔 3症例
帝王切開術の麻酔 19症例
心臓血管手術の麻酔
(胸部大動脈手術を含む)
0症例
胸部外科手術の麻酔 7症例
脳神経外科手術の麻酔 4症例


高知大学の募集定員は?

5名です。

見学したい場合はどうしたらいい?

文章でプログラムを読んだだけでは実感が湧かない…。そんな時は、いつでも見学に来てください。見学は随時、受け入れを行っています。少しでも興味をもっていただいた皆さんは是非、一度、見学してください。見学のお問い合わせ、申し込みは以下までお願いします。

高知大学医学部 麻酔科学・集中治療医学講座
高知県南国市岡豊町小蓮
TEL 088-880-2471 FAX 088-880-2475
E-mail:im33@kochi-u.ac.jp

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