医学生・研修医の方へ

MESSAGE医局長メッセージ

 整形外科は、運動器を対象とした疾患を治療しています。 整形外科と言っても膝・股・足・肩・肘・手などの関節、脊椎脊髄、腫瘍、関節リウマチ、骨粗鬆症、スポーツ、小児など多分野にわたります。 当院では各分野を専門的に最新の治療を取り入れながら治療に取り組み、臨床研究も行っています。 また基礎研究は大学院生を中心に、整形外科疾患に多い「痛み」を中心に日々研究を行っています。
 当院には高知県全域から患者さんが紹介されてきます。そのため多くの疾患を治療する機会があります。 治療が難しい疾患や珍しい疾患もありますが、毎週行っている全体カンファレンスや各分野でのカンファレンスを通して治療方法の話し合い、 治療方法を決定しています。

研修先を検討されている学生の皆さん、研修医の皆さん

 高知大学整形外科では少数ではありますが、毎年数人の研修医の先生が入局してくれていますので、学年の近い先輩や同僚と一緒に仕事ができます。 研修医の人数が少ない分、逆に多くの症例を経験できると思います。各分野を2~3ヶ月単位で研修できるプログラムを組んでいますので、 整形外科全領域を経験できるようにしています。
 さらにカンファレンスや定期的に行われる勉強会や講演会を通して、広い知識を獲得し、高い専門性、研究マインドを養うことができます。 また基本的な手術から専門性の高い手術も含めて多くの手術を経験できます。研修病院は地域も含めて高知県内に複数の連携病院があります。 研修を通して手術治療だけでなく、保存治療、外来診療の経験を得ることができるでしょう。
 高知大学整形外科はアットホームな雰囲気で、いつでも質問や相談ができる雰囲気です。 高知の温暖な気候の元、美味しい食事をしながら一緒に研修しませんか。 研修の先生が社会で活躍できるような一人前の整形外科医になれるように整形外科一同取り組んでいます。

創意と情熱

創意と情熱

創意する心で新しい医学・医療を発信できるように初心を忘れない情熱を持ち続ける。

1.育成

整形外科専門研修プログラムでは、大学病院と関連施設とのシームレスな教育体制を整えており、地域医療から最先端の医療や研究まで幅広い学習が可能です。それによって、あらゆる運動器に関する臨床能力(知識・技能・態度)の習得を目指し、次の世代の運動器医療を担える若手医師を育成します。

2.挑戦

各専門領域において臨床診療から研究までの幅広い領域でオリジナリティにこだわり、高知大式の診断方法や手術手技、機器の開発などに精力的に取り組んでいます。専門分野の決まっていない頃には、興味のある領域や担当した疾患に関する国際学会での発表や英語論文投稿を行うことや、大学院への進学により医学博士号の取得や国内外への留学によって研鑽を積むことなどに挑戦してもらえます。

3.実践

日頃培ってきた臨床能力を、実際の医療の現場で実践してもらいます。大学附属病院での最先端の医療だけでなく、地域に根ざした医療も提供していくことで、若手医師とベテラン医師の双方で成長しながら、信頼される医療の実践を目指しています。