ごあいさつChair's Welcome

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血液内科学講座教授 小島研介

血液内科診療は難しいと言われます。絶え間なく知的な研鑽を続ける必要もありますし、急激な経過をとり治療も困難が伴う、臨床的に過酷な症例が多いのも確かです。一方で、全身かつ多岐にわたる病態を総合内科医的な視点から解きほぐし、有効な治療戦略を組み立ててゆく、さらには、医学・医療の進歩を第一線でふれながら、診療上の問題を医学研究にダイレクトに結びつけてゆく科学的な臨床医にとっては、やりがいのある分野だと思います。直接に患者診療を通して得た新たな発見を医学誌に報告したものを症例報告とよびます。私自身、第一著者もしくは責任著者として PubMed(米国国立医学図書館のデータベース)に掲載された、英文症例報告が 60本以上あります。内科では、良質な医療は高レベルな医学に立脚します。真の意味で患者に学び、自分がみつけた新たな発見を未来の医療につなげる経験を数多くすることができるのも、血液内科ならではといえます。

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Andreeff主任教授 (日本招聘の際に)

以前私は、米国の大学施設(Molecular Hematology and Therapy, Department of Leukemia, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, Texas, USA)で准教授として勤務し、造血器腫瘍の分子標的治療について研究しておりました。そこで学んだことは、内向きの組織で自己満足しない、世界レベルを経験した高度な知識と経験をもつスタッフとの出会いが、真の実力を獲得する原動力になるということでした。素晴らしい仲間と一緒に道を拓く経験ができたなら、人生は充実したものになります。MD Anderson Cancer Centerを退職して10年以上経ちますが、2013年の帰国とともに MD Anderson Cancer Centerの客員准教授、そして 2020年よりは客員教授として、米国のスタッフともずっと一緒に仕事をしております。
米国テキサス州フレデリックスバーグに、ドイツからの開拓者が遺した小学校が、博物館として保存されています。
そこにある開拓者の言葉です。
“Arbeit macht das laben suss Faulheit schwact die glieder”
(= Work makes life sweet Laziness stiffens the joints)
Arbeit macht das laben suss Faulheit schwact die gliederの写真
小島 研介
Kensuke Kojima, MD, PhD
高知大学医学部医学科 血液内科学講座 教授
米国 MD Anderson Cancer Center 白血病科 分子血液治療学講座 客員教授

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