医学部後援会会長　山下　幸一

　高知大学医学部後援会は1978（昭和53）年4月に医学部の前身である高知医科大学の開学時に、在学生の課外教育及び福利厚生に関する事業を援助し、大学の発展に寄与することを目的に発足しました。会員は高知大学医学部に在籍する学生の保護者を正会員として、本会に賛同する者を賛助会員としています。平たく言えば、保護者の皆様のご支援によって運営されるPTAのような組織です。本後援会は会員の中から各学年３名の理事が選出され、年数回の理事会と年1回の総会を4月の入学式後に毎年開催し事業計画や予算などを決定しております。
　平成25年4月から子供が医学部にお世話になることになり、後援会の理事に推挙され、平成28年4月より会長を拝命いたしました。会員の皆様には、日頃から後援会活動にご支援ご協力をいただき、感謝申し上げます。私は以前に、高知医科大学の教職員として講義や臨床実習などで学生との接点を持っており、退職後も地域の病院で医学生の実習も引き受けております。親と教育者の両方の立場で後援会にお手伝いできればと思っており、微力ではございますが、後援会の益々の発展に尽くす所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
　後援会の事業については、当初は部活動などの課外活動への援助や福利厚生に関する援助が主でしたが、設立後40年を経過し、時代の変遷、大学の発展、医学教育の変化などに伴い事業内容の見直しが図られ、近年では国家試験対策や臨床実習前の全国共用試験の補助などにも幅広く事業展開しています。現在の事業内容について表にも示しましたが、大きく分けると、学生の諸活動に対する支援と大学の諸事業に対する支援に分けられます。会員から寄せられた入会金と会費を基に，学生の課外活動や諸行事等に対し援助していますが、具体的に以下に報告します。

以上のよう助成事業を行なっています。 　私たち医学部の保護者としましては、医学部教職員と協力して、この充実した環境の高知大学医学部で、子供たちが楽しく健全に研鑽し、充実した学生生活をおくってもらい、無事卒業し、国家試験に合格して、新しい医学医療を担う良き医療人としての素養を磨きあげることを願っております。 後援会としましては、今後も在学生の教育・課外活動等の援助を続けて参りますので、ご理解とご協力よろしくお願いいたします。