教育に関するポリシー(教職実践高度化専攻)

ディプロマ・ポリシー  カリキュラム・ポリシー  アドミッション・ポリシー      

 

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

■学校運営コース

知識・理解

学校経営に関する高度な専門的知識と教育実践力を習得している。

思考力・判断力・表現力

学校経営をめぐる現代的諸課題について、幅広く専門的知見に結び付けて考えることができ、リーダーとして学校の教育活動を計画的・組織的にマネジメントすることができる。

主体性・多様性・協働性

 高度な専門的知識と教育実践力を持った専門的職業人として、学校内外の教育資源を統合・調整し、学校組織が効率的・効果的に動くよう組織の改革を推進していくことができる。

 

■教育実践コース(学部卒院生)

知識・技能

学級経営や教育実践に関する高度な専門的知識と教育実践力を修得している。

思考力・判断力・表現力

児童生徒理解と学級経営や学習指導について幅広く専門的知見に結び付けて考えることができ、学習目標の達成に向けた授業実践を行うことができる。

主体性・多様性・協働性

学級経営や教育実践に関する多様な社会的ニーズと研究課題を明確に意識し、学校組織の一員として自己の役割を果たすことができる。

 

 

■教育実践コース(現職教員院生)

知識・技能

学級経営や教育実践に関する高度な専門的知識と教育実践力を修得している。

思考力・判断力・表現力

児童生徒理解と学級経営や学習指導について幅広く専門的知見に結び付けて考えることができ、児童生徒が自己実現に向けて成長できる学級集団を経営していくことができる。

主体性・多様性・協働性

学級経営や教育実践に関する多様な社会的ニーズと研究課題を明確に意識し、学校の教育課題を解決するために、学級経営や学習指導に関する方策を企画立案し、実行することができる。

 

■特別支援教育コース(学部卒院生)

知識・技能

特別支援教育に関する最近の知見に基づく高度な専門的知識と教育実践力を修得している。

思考力・判断力・表現力

障害種別ごとの実態評価法や指導・支援法に関する高度な専門性を持ち、指導方法を工夫しつつ学習目標の達成にむけた授業実践を行うことができる。

主体性・多様性・協働性

学校組織の一員として自己の役割を果たし、特別支援教育の実践を改善し、より良い人間関係を築いて学級を経営していくことができる。

 

 

■特別支援教育コース(現職教員院生)

知識・技能

特別支援教育に関する最近の知見に基づく高度な専門的知識と教育実践力を修得している。

思考力・判断力・表現力

障害種別ごとの実態評価法や指導・支援法に関する高度な専門性を持ち、組織的・計画的に特別支援教育体制を改善し続けることができる。

主体性・多様性・協働性

学校組織の一員として、 自己の役割を果たし、特別支援教育の実践を改善し、組織的な推進体制を構築・継続していくことができる。

カリキュラム・ポリシー

 本専攻では、学校教育に関わる高度な専門性と実践力を持ち、学校教育における組織的取組や授業力向上、特別支援教育の取組をリードし、多様な教育課題に応えていくことのできる資質・能力を備えた人材を育成することを目的として、共通科目、専門科目、総合実践力科目、実習科目の役割を定義した上で、体系的に編成する。
 ① 共通科目とは、学校運営・教育実践・特別支援教育の各コースの専門性の基礎となり、かつ、教職修士(専門職)の学位を有する者として共通的に必要となる知識・能力を身に付けるための科目群であり、専門職大学院に関し必要な事項を定める件(平成15年文部科学省告示第53号)に準拠し、「教育課程の編成・実施に関する領域」「教科等の実践的な指導方法に関する領域」「生徒指導及び教育相談に関する領域」「学級経営及び学校経営に関する領域」「学校教育と教員の在り方に関する領域」の5領域12科目で構成する。
 ② 専門科目とは、各コースの専門分野に関する知識・能力を身に付けるための科目群であり、学校運営コース、教育実践コース、特別支援教育コースの3コースの特色に応じ、学習の深化や関心の広がりを図る科目で構成する。
 ③ 実習科目とは、教育現場である連携協力校及び附属学校園で実践・振り返りを積み重ねることを通じて、研究課題の探求からその解決までのプロセスを経る中で、高度専門職業人としての教員に求められる能力を育成する科目群であり、附属学校園、連携協力校及び現職教員の在籍校等で、学校運営、学級経営、授業改善、特別支援教育をはじめ学校の教育活動全体について総合的に体験・考察し、学校の諸課題の解決に主体的に取り組むことができるよう「実習Ⅰ」、「実習Ⅱ」、「実習Ⅲ」と段階的に配置する。
 ④ 総合実践力科目とは、共通科目・専門科目で修得した理論的な学びと、実習科目における実践的な学びを融合させるための省察活動を行う科目群であり、各コース別・キャリア別に「教育実践研究Ⅰ」、「教育実践研究Ⅱ」、「教育実践研究Ⅲ」と段階的に配置するとともに、共通科目・専門科目・実習科目と「教育実践研究Ⅰ~Ⅲ」における学びを総合的に捉え、理論面・実践面の両面から分析・検証し研究報告書をまとめることを通じて学修を総括する「総合実践研究」を配置する。
   また、この「教育実践研究Ⅰ~Ⅲ」は、カリキュラム全体をマネジメントする核となる科目であり、院生の研究課題を中心に、共通科目・専門科目における理論的な学びと実習科目における実践的な学びを統合していくとともに、院生が実践研究の深化させていく中で必要となる助言・指導を省察活動を通じて提供する。
 ⑤ 授業は、アクティブラーニングなどを取り入れ、実務家教員と研究者教員によるチーム・ティーチングや少人数のゼミ形式で行うなど学習者の主体性を重視した授業を行う。
 ⑥ 「ディプロマ・ポリシーの達成度」に基づいて、カリキュラムの評価を行う。

 

アドミッション・ポリシー

 

 本専攻では、高知県の学校教育の現場を念頭に置き、学校教育に関わる理論と実践の融合によって、学校教育が直面する諸課題の構造的・総合的な理解に立って学校教育運営をマネジメントし、実践できる中核的中堅教員と、授業力の向上や学級経営等の充実を目指して組織的な授業改善をリードできる中核教員、また、特別支援教育に関する指導・支援の充実を図り、組織的な体制を構築することのできる中核教員を養成する。
 本専攻では、このような人材養成の基盤となる、以下の能力・態度を備える者を求める。
【現職教員】

(知識・技能)
  高度な教育実践に必要とされる幅広い教養や教育に関する専門的総合的な知識を理解するために必要となる教育・教育実践に関する知識・技能を備える。
(思考力・判断力・表現力)

  学校・地域の教育課題を十分に理解する能力を備える。
  教育実践や学校運営の実践を理論的に検討する能力を備える。
  学習した内容を状況や課題に応じて活用したり応用したりする能力を備える。
  学習した内容や自分の意見を他者に対して適切に表現し伝達する能力を備える。

(主体性・多様性・協働性)
  主体的に課題を探究する態度を備える。
  課題について多様な考え方を適用する態度を備える。
  様々な人々と協働して課題を解決する態度を備える。
(関心・意欲)
  教職への強い使命感を持ち、学校や地域の課題に対して深い関心と明確な課題意識を持っている。
  地域の教育課題解決に向けて研究・実践する意欲がある。
【学部卒生】

(知識・技能)
  学校教育に関する一定の理解と、教育実践に必要とされる幅広い教養や教育に関する総合的な事項を理解するために必要となる知識・技能を備える。
(思考力・判断力・表現力)
  学校や地域の教育課題を理解し、その解決を思考する能力を備える。
  教育実践を理論的に検討する能力を備える。

  学習した内容を状況や課題に応じて活用したり応用したりする能力を備える。
  学習した内容や自分の意見を他者に対して適切に表現し伝達する能力を備える。
(主体性・多様性・協働性)
  主体的に課題を探究する態度を備える。
  課題について多様な考え方を適用する態度を備える。
  様々な人々と協働して課題を解決する態度を備える。

(関心・意欲)
  教職への強い情熱を持ち、複雑化・多様化する教育課題に対して深い関心を持っている。
  学級経営や学習指導に関する実践的指導力を発揮しようとし、将来学校のリーダーとしての役割を果たそうとする意欲を持っている。

 

 

 

教育情報の公表

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