大学紹介

                                 2020年年頭の挨拶 

麗らかな午後(大賞).jpeg第3回高知大学フォトコンテスト 大賞「麗らかな午後」

 

 

 みなさん明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。
 本日は、こうして皆さんにお集まりいただき本当にありがとうございます。今年一年、一緒に頑張りましょう。
 冒頭の写真は、昨年のフォトコンテストの作品です。おうちクラブの池のところの写真が高知大学らしいと思い大賞に選びました。
 昨年のこの挨拶の時に、「今年は良い年でしたと言えるようにしたい」と言いましたが、昨年はつらいこともありましたけど、高知大学は経済界の方々、文部科学省の方々など様々な分野からの評判がかなり良くて、「これからさら頑張りそうだ」という評価を得られたと思っています。
 Super Regional Universityという、地域の大学の中で一番になることを目指しているわけですが、それが徐々に進んでいると感じています。
 高知大学の中期目標は、第1期の時は「地方の大学から地域の大学へ」を1つの旗印にし、第2期は「地域になくてはならない大学へ」ということを目指して進みました。第3期は「地域と協働できる大学へ」ということを目指し、私が学長を拝命してからはさらに「Super Regional University」を標榜し、今後ますます地域になくてはならない大学として、地域と協働し地域を支える大学を目指しています。
 文部科学省が第4期中期目標期間に向けて大学と徹底対話をするという方針を打ち出しました。文部科学省から大学改革の基本方針が示され、それに対して第4期に大学がどう取り組むかということを話し合うというものです。また、大学の運営費交付金が評価によって配分される率が高くなり、評価をするための共通指標も検討されています。この2つのこと、すなわち徹底対話のことと客観・共通指標の検討ということを年頭に当たってみなさまにお話ししておきます。
 令和元年6月18日に発表された「国立大学改革方針」には、これからの社会の姿を想定し、国立大学の機能や役割、取り組むべき方向性が書かれています。
 これからの社会は、デジタル化やグローバル化が進み、少子高齢化といった課題に直面する中で、持続可能でインクルーシブな社会、多様性にあふれる社会を作るということを目指しており、各国立大学はこのような社会において知と人材の集積拠点としての役割、社会変革の原動力となるという役割、地域の教育研究拠点として地域のポテンシャルを引き出し地方創生に貢献する役割が求められています。このような状況を踏まえ、具体的に各国立大学が目指す姿と、そのために各国立大学が取り組むべき方向性が7つの項目に分けて示されました。そして本学の7つの項目それぞれの方針をもとに、これから文部科学省と徹底対話が行われます。
 徹底対話を行う上で文部科学省が聞いてきた一番目のことが、第4期以降も見据えた大学の将来構想についてでした。それに対して、本学は、「県民は皆高知大学生構想」ということを1つ目のキーワードにしました。18歳中心主から脱却し、いつでもだれでも集える学びの拠点となることを目指します。2つ目は「地域イノベーション・プラットフォームの中核構想」で、次世代の地域を創造することがイノベーションであり、その中心に高知大学がいなければならないと地域に言ってもらえるようになりたいと考えています。3つ目は、「国際通用性の高い研究の推進と希望者全員留学による国際化構想」で、国際通用性の高い研究を推進するとともに学生がより世界を向くということをもっと推進したいと考えています。4つ目は、「大学運営を支える人材の育成・活用等のガバナンス構想」で、事務系の職員にもっと深く大学運営にコミットしてもらいたいと考えています。これらが大きな4つの柱です。
 次に、客観・共通指標の検討についてです。国立大学法人全体で約1兆円の運営費交付金がありますが、昨年は、そのうち約1000億円が評価に応じて配分する仕組みとなっていました。今年は約1100億円が評価に応じて配分される予定です。昨年は少しこの部分で予算が減りましたが、今後は様々な検討や取組を行って、評価による失点を減らしたいと考えています。
 「高知大学は頑張っていますね」と言われるだけでなく、「高知大学は頭一つ抜けましたね」と言われるところまで皆さんと一緒に進んでいきたいと思っています。
 今年も1年よろしくお願いします。

 

「Super Regional University,高知大学」生態系をうまく機能させるには、みなさん1人1人の力が必要です。

 

2020年1月吉日

高知大学 学長 櫻井 克年 

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