Initiative for Diverse Research Environments ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHIInitiative for Diverse Research Environments ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHI

ダイバーシティ研究・職場環境の整備|女性研究者の研究力向上
地域との連携・協働|地域のロールモデル

〒780-8520 高知市曙町二丁目5番1号 国立大学法人 高知大学 総合研究棟内
TEL:088-888-8022 / FAX:088-888-8023

  • トップページ
  • ダイバーシティ研究・職場環境の整備
  • 女性研究者の研究力向上
  • 地域との連携・協働
  • 地域のロールモデル

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHI

〒780-8520 高知市曙町二丁目5番1号
国立大学法人 高知大学 総合研究棟内
TEL:088-888-8022
FAX:088-888-8023
地域のロールモデル アイコン

地域のロールモデル

磯田 友里子 写真

Case.17

今日の失敗は来年の笑い話

磯田 友里子Isoda Yuriko

所属
高知大学 人文社会科学部 講師
略歴
法政大学経営学部卒業。
同大学院経営学研究科修士課程を修了後、早稲田大学商学研究科博士後期課程に在籍。
早稲田大学商学学術院助手を経て、現在に至る。
01

研究者に進んだきっかけ

 大学2年生のとき、ゼミの先生に学会に誘われたことがきっかけです。当時はみんな就活を意識し始めるころでしたが、私は就活そのものに疑問をもってしまい、モヤモヤを解消できずにいました。そんな折に興味本位で参加した学会でしたが、私が普段慣れ親しんだ教育者としてではなく、純粋な研究者としての先生方の情熱的な姿や会場全体の熱量に圧倒され、「私もこの場の一員になりたい、志を持った研究者になりたい」と強く感じました。

02

研究の魅力について

 新しさが求められ、多様性が認められることです。突拍子もないように見えるアイディアでも、これまでの研究の積み重ねから慎重に導かれ十分に検討されたものであれば、評価されるとともに仲間が一緒にその発見を喜んでくれます。この新しさと多様性が同時に研究の苦しさでもあるのですが、苦しさを乗り越えた末に、今までにないものを自分の名前で世に送り出していく達成感があります。意外と地味な作業が多い研究活動ですが、その一瞬のために努力を重ねています。

03

現在の研究および生活

 私は高知大学に着任して1年ちょっとになります。担当授業のデザインなど、初年度は教育業務に割く時間が多くなりがちですが、少しずつ要領を得て、研究時間を確保できるようになってきています。根を詰めて疲れた時は、コーヒーを買ってキャンパス内の木の下で一息つくことも。面白い研究アイディアを思いつくのは、大体こうしたほっとする時間です。
 私の研究対象は消費者行動ですが、これは自分や身近な人の普段の振る舞いに研究のヒントが隠れているということでもあります。ふと見た広告やSNS上のつぶやき、何気なく商品を手に取る行動に、消費者の本音が見え隠れしています。こうした小さな事柄を見逃さないためにも、意識的に色々な事に興味を持つようにしています。

04

今取り組んでいる研究

 「時は金なり」という言葉は有名ですが、本当にそうでしょうか。「時間をお金で買う」とも言いますが、では1時間は一体いくらなのでしょう。忙しい人は、時間を節約しようと時短家電を購入します。けれども、それで節約された15分を、一体何に使っているのでしょうか。時間はお金と同じく消費者が持つ資源であり、それがどのくらいあるかによって買いたいと思うモノやサービスが異なってきます。このように、消費者の時間の使い方が購買行動に与える影響を研究しています。

05

研究に携わる仕事を目指す若い方へメッセージ

 研究の出発点は疑問を持つことです。大人になるにしたがって、「これはこういうものなんだろう」となんとなく納得してしまうことが増えてきますが、ぜひこの感覚に挑戦してほしいと思います。当たり前だと思うことにこそ、新しい発見が隠れているかもしれません。ちょっとした違和感を大事にしてください。

06

日常で大切にしている時間

 自分のためだけの時間を意識して取るようにしています。私はバイクに乗るのが趣味なので、最低月に1回はツーリングに行くだけの日を確保しています。まとまった時間が取れなくても、20分あればゆったりコーヒーを淹れたり、10分あれば軽い運動をしたりします。時間配分の研究をしていながら、仕事もプライベートも100点満点!の1日を過ごせることはほとんどありません。それでも、そんな日もあるさと図太く開き直り、研究を続けていくことが大事だと思っています。

磯田 友里子 写真
とある1日のタイムスケジュール
7:00〜
起床、軽い運動、朝食

|

8:00〜
家事、メールチェックを済ませて文献レビュー

|

9:00〜
出勤、研究

|

11:00〜
授業準備

|

13:00〜
昼食

|

14:00〜
授業

|

16:00〜
次回の授業準備や学生対応

|

18:00〜
買い物、帰宅

|

19:00〜
家事

|

20:00〜
夕食

|

21:00〜
自由時間(夫と海外ドラマを見る、犬と遊ぶなど)

|

22:00〜
寝る準備、明日の予定確認など

|

24:00〜
就寝
ロールモデル一覧に戻る
▲
TOP

HOME | ダイバーシティ研究・職場環境の整備 | 女性研究者の研究力向上 | 地域との連携・協働 | 地域のロールモデル

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ KOCHI

〒780-8520 高知市曙町二丁目5番1号 国立大学法人 高知大学 総合研究棟内
TEL:088-888-8022 / FAX:088-888-8023

関連リンク

高知大学 Kochi University高知大学男女共同参画推進室 しあわせぶんたん高知大学男女共同参画支援ステーション

© ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHI All Right Reserved.