四万十市西土佐地区で地域住民と学生の交流合宿を行いました。
2011年1月22日(土)と23日(日)、四万十市西土佐地区中組において、人文学部社会経済学科の学生(中澤純治准教授)、四万十高校の高校生が参加し、中組地区の地域再生に向けた協働の取り組みの一環として、地元住民との交流会を実施しました。
中組地区の約二十数世帯の多くが高齢者世帯となっており、将来的な集落存続が危ぶまれています。初日の合宿では、中組地区の住民の皆さんと一緒になって、中組地区の再生の切り札となりうる資源の発掘を目的に、地域内の散策や、豆腐・こんにゃく作りなどを行いました。
最終日には、前日の体験をもとに、中組の資源を活用した地域再生プランのプレゼンテーションが行われ、活発な議論のやり取りが行われました。ともすれば、地域活性化の議論や実践の中では、地域の「おもてなし」を過度に期待されがちな側面もありますが、持続可能な地域活性化の取り組みを図る上で、地域を訪れる人だけでなく、交流を通じた地域の経済的なメリットも踏まえた振興策の策定必要性も議論にあがりました。
今後、今回の交流企画を踏まえて、継続的な大学と地域との協働活動を展開していく予定です。次回は、2月10日に、現地を訪問する予定です。
【写真:地域の方々との豆腐作りの様子】
【写真:地域再生プランのプレゼンテーションの様子】