【S・O・S】学生ボランティアセンターが「市民とつくる防災フォーラム」で発表しました

2013年12月1日
 

S・O・S認定団体 高知大学学生ボランティアセンターが12月1日(日)に高知市で行われた「第2回市民とつくる防災フォーラム」に参加し、事例発表をしました。

当日の様子をメンバーの理学部2年平田瞭平くんがレポートしてくれました。

ぜひご一読ください!

☆。・*

 2013年12月1日(日)高知市総合あんしんセンターで「第2回市民とつくる防災フォーラム」がありました。これは高知市が開催したもので、市民が自分たちのために立ち上げた自主防災組織が一堂に会して、交流を図るイベントです。
イベントは12:00~16:30にかけて行われ、会場には高知全域から自主防災組織の方、防災に興味のある方々が集まっていました。私たち高知大学学生ボランティアセンターはその中で、大学生としての防災ボランティアについて発表する機会をいただきました。
フォーラムは2部構成になっており、1部は高知で防災方面の製品を発表している企業の発表と講演を聞きました。

131201-1.jpg
 
 講演されたのは、東亜大学医療学部の中田敬司教授でした。中田先生は災害時における医療・救急の専門家で日本だけでなく、海外でも多くの経験をされておられます。そこから学んだことをわかりやすく、時に笑いを交えて講演して下さいました。

 そして休憩をはさみフォーラムは2部へ移ります。2部は「自主防災井戸端会議」と題して、それぞれ段階に分かれ「立ち上げたばかり」「マンネリ化」など、自分の組織の抱える問題を共有しまた同時に解決策を互いに模索していくというものです。その中で私たちは「大学生の防災ボランティア活動」というタイトルで発表をさせていただきました。
 組織を運営していく中での悩みや問題を話し合う場の中、自分たちの活動を発表するという少しイレギュラーな立場での参加でしたが、多くの方が話を聞いてくださり、積極的な議論をすることが出来ました。

131201-2.jpg
 

 高知県立大学の学生さんとのディスカッションも有意義なものになりました。また、普段話を聞く機会の少ない地域の方の意見を取り入れることが出来ました。そこで強く感じたのは「地域にとって学生のような若い力が必要とされている」ということです。確かに昔から地域に住まわれている方は知り合いも多く、地域の特性もよくご存知です。しかしその一方で新しい発想が出てこなかったり、ご近所づきあいを大切にするがゆえに意見を言い出せなかったりということがあるそうです。参加してくださった方は「若い人に新しい風を入れてほしい」と語ってくださいました。私たちは学生だからこそ純粋な視点で地域に入っていくことができるのだと学びました。

 そして、話が盛り上がりつつも会は終了しました。講演してくださった中田教授からの講評をいただいた後、防災フォーラムは閉会します。しかし閉会後も「まだ話し足りない!」と多くの方とお話しすることができ、新しいネットワークを築くことが出来ました。
 今までは高知大学のある朝倉という地域が活動の中心でしたが、今後は今回得た新しいつながりでさらにボランティアセンターの活動の幅が広がりそうです。

 以上で「防災フォーラム」の報告を終わります。
 
 今回、このお話を提案していただいた高知市防災政策課様、そして情熱あふれる意見をくださいました地域の皆々様、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

理学部2年 平田瞭平 

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:0888448932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg