【えんむすび隊】採れたて野菜の美味しさと、農業の厳しさと夢を知りました

2014年1月26日
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  1月26日(日)、えんむすび隊のバスは13名の学生を乗せ、香南市香我美町の「Vegelife FARM」に向かいました。「Vegelife FARM」は東京都出身の塩次裕飛さんが高知出身の奥様と5年前から経営している農園です。農薬や化学肥料を使わない栽培にこだわり、西洋野菜を中心に、高知のみならず東京や大阪の飲食店に販売しています。

 学生たちはハウス内の草引きをお手伝いした後、収穫体験をしました。西洋野菜の珍しい色や味に驚き、サラダへの期待が高まります。サラダは自家製ドレッシングをたっぷりかけていただきました。

 食事の後は塩次さんが農業に至るまでの経歴をお聞きし、農業の面白さと経営の厳しさ、移住農家とのネットワーク「cocoei」による取り組みなどを語っていただきました。

 

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 参加学生の感想を、ぜひご一読ください。

 

◆人文学部1年 大倉明生

 野菜を収穫することは、やはり本当に楽しいと思った。しかし、その収穫にたどり着くまでは、たくさんの苦労があるのだということも学んだ。今回私たちがまず経験したのは、畑の草むしりだったが、これを真夏や真冬に、誰とも会話することなく行うのは、とても気の遠くなる作業だと思った。

私の祖父母が育てるみかんや野菜も、たくさんの手間がかかっていて、だからこそおいしいのだろうと思った。人の手で、土に植えて、大事に育てるというのは、本当においしい野菜を作るのに大事なことだと思う。畑で食べさせてもらった野菜が本当においしかったのは、塩次さんが本当に農業が大好きで大切に育ててくれたからなんだなあと思った。塩次さんからあふれる農業愛、すてきだ!

 

◆医学部1年 吉見萌々

 普段あまり見ることのない野菜の育っている様子を見られて、とても新鮮でした。またほとんど食べる機会がないであろう採れたての新鮮な野菜をいただいて、貴重な体験をさせてもらいました。野菜はとても美味しかったです。

 農家さんの貴重なお話も聞かせていただき、普段農業について考えることが少なかったのですが、今回で農業について関心を持つことができました。スーパーで野菜を見た時は、これを作っている農家さんのことを考えて大切に調理しようと思います。

 「cocoei」という活動のことも知り、今まで高齢化の一途だけだと思っていた農業という職業も、若い世代の方も農業という職業でがんばっているということを感じました。こんなプロジェクトがもっと広まっていけば、内向的なイメージのある農業も、もっと開放的にとっつきやすくなるのかなと思います。

 またありきたりですが、顔の見える野菜は、やっぱり消費者としては買いやすいです。

 

◆教育学部特別聴講生 張鈺若

 私は今まで農業について考えたことはあまりないです。中国の学校では農業体験がほとんどないので、今日は初めて体験をさせていただいて本当にありがとうございました。

 日本の学生と一緒に草を刈ったり、野菜を刈り取ったり、サラダを食べたり、農業についてのイメージを交流したりするという大変不思議な体験でした。

 自分は野菜を作らないので、手間がかかって容易なことではないと、やっと分かりました。これから毎日の食事をもっと大切にしたいです。

 他には、日本の無農薬で有機の野菜の作り方に感心します。自分もベランダで安全安心な野菜を作りたいです。

 

◆理学部2年 

 塩次さんは、地に足をつけて仕事をされているという印象を受けました。将来のことを見据えてさえいれば、人生でいくつかの仕事にチャレンジすることも良いかもしれないと思いました。

 また珍しい野菜を作るために、手に入れた苗を自家採種するなど、いろいろ工夫されているなと思いました。自分で好きなものを栽培できる余地があるのが農業の良さだとおっしゃっていて、それは本当にそうかもしれないと思いました。

 塩次さんは畑を借りていることなどを計算に入れていたり、現実的な考えを持っておられると思いました。僕も仕事をする時は戦略を立ててやっていこうと思いました。経済的なことだけじゃない幸福感についても、考えてみようかなと思いました。

 

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