【えんむすび隊】いの町加茂山、地域の人に愛された山を守る

2015年5月10日
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 加茂山はJR伊野駅から徒歩20分の所にある里山で、地域住民の有志で結成された「加茂山に親しむ会」により、20年以上の長きにわたり景観が維持されています。頂上の展望台から望む眺めは素晴らしく、地域住民からは憩いの場として親しまれています。こうした有志の住民による活動を学ぶために、えんむすび隊の一行は加茂山へ向かいました。

 この日は、月に一度「加茂山に親しむ会」の方が集まり、展望台付近の草刈りを行う日。会の方が草刈り機で作業を行う中、機械では刈りづらい木やベンチの周りなどの雑草を鎌で刈りました。

 

 

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 学生にとって、鎌を使うことすら非日常。地域の方に使い方を教わり、ぎこちない動きで草を刈り始めます。初夏の日差しの中で、飛ぶ虫やミミズの大きさに驚きながら、黙々と草を刈り、スムーズに鎌が使えるようになる頃には雑草が生い茂っていた広場が、すっきりとした広場として生まれ変わっていました。

 
 
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 草刈りがひと段落した後は、ログハウスに移動して「加茂山を親しむ会」の方々から加茂山の歴史や活動の意義、里山として残したい想いなど様々なお話を伺いました。

 お世話になった皆様ありがとうございました。

 

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 以下に参加した学生の感想を掲載しています。学生たちが地域の魅力をどのように感じたのか、ぜひご一読ください。


 

●医学部看護学科3年女子 
 改めて自然のすばらしさや大切さを知ることができました。草刈りをして汗を流しながら、周りの景色を見たり、道具の使い方を教えていただいたりして、今回の活動は大変でしたが、とてもやりがいのある活動で、とても楽しかったです。 作業の後、地域の方のお話を聴いて、加茂山に対する思いや次世代の人に対する気持ちなどたくさん聴くことができて、とても良い勉強になりました。 地元に帰った時に、このような活動があれば、積極的に参加しようと思いました。

 
 
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●人文学部国際社会コミュニケーション学科3年女子 
 加茂山はとても自然豊かな場所で、今自分が住んでいるところからさほど遠くない場所に素敵な場所があるなんてすばらしいと思いました。現代では自然の中で遊んだりすることへの価値が見落とされていると思います。自然で遊ぶことで工夫して考えたり、視野を広げることが、子供が成長するうえでとても大切なことではないこと気付くことができました。自分の地元にも多くの自然があるけれど、なかなかそこに行く機会が地元の人たちにもないので、その機会を作ることができたら良いなと思いました。
 
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●農学部農学科3年女子 
 加茂山は自然がいっぱいで、手入れも行き届いていたので、歩きやすかったです。きれいに整備されていると、老若男女を問わず誰でも気軽にハイキングに来られていいなと思いました。トレッキングになると装備が大変でなかなか来る気になれませんが、加茂山はピクニック感覚で訪れることができるので、遠足やオリエンテーリングに利用できると思いました。このように親しみやすい加茂山でい続けられるのも、加茂山を守る会の皆様が努力なさっているおかげということを実感した一日でした。

 

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